日立アプライアンス(石津尚澄社長)は、7月26日、高級掃除機の新製品として紙パック式の「かるパック」シリーズ3機種、サイクロン式の「ごみダッシュサイクロン」シリーズ3機種の計6機種を発表した。紙パック式は9月10日、サイクロン式は8月10日に発売する。価格はオープン。

 紙パック式クリーナー「かるパック」の新製品は、従来機種に比べ、大きさを約28%、重さを約22%低減した小型・軽量ボディで、捕集率99.999%の排気、床面のちりを舞い上げにくい新排気構造が特徴のプレミアムモデル「CV-PR200」と、捕集率99%で上方排気のハイパワーモデル「CV-PR20」、一部機能を絞ったライトモデル「CV-PR10」の3機種。実勢価格は、プレミアムモデル「CV-PR200」が6万円前後。小型軽量化や新機能を搭載したうえで、従来機種から1万円値下げしている。ハイパワーモデル「CV-PR20」は5万円前後、ライトモデル「CV-PR10」は4万円前後の見込み。

小型・軽量の紙パック式クリーナー「かるパック」のプレミアムモデル「CV-PR200」

 サイクロン式の「ごみダッシュサイクロン」シリーズは、業界No.1の吸込仕事率630Wを達成した高級モデル「CV-SR20」、吸込仕事率620Wで一部機能を絞った「CV-SR10」、吸込仕事率610Wの「CV-SR9」の3機種。実勢価格は、高級モデル「CV-SR20」が5万円前後、「CV-SR10」が4万円前後、「CV-SR9」が3万円前後の見込み。

サイクロン式の「ごみダッシュサイクロン」の「CV-SR20」は業界No.1の吸込仕事率630Wを達成

 石井吉太郎・常務取締役家電事業部事業部長は、記者会見で「よいものを賢く選択する消費者の購買動向がますます強くなっている。世界一、厳しい商品の選択眼をもつ日本の消費者に応えるために、今年は、商品開発を原点から見直した」とコンセプトを語った。国内の掃除機市場は、09年度に521万台で前年比99%だったが、このうち、高級モデルは、前年比8.4%増の138万台と伸長している。こうした市場背景から、同社は高級モデルに力を入れていく方針を掲げている。また、石井事業部長は、2010年12月末でエコポイント制度が終了することで、「非対象商品へのニーズが戻ってくるのではないか。そういう意味で、掃除機の需要も伸びるとみている」との期待を示した。

石井吉太郎・常務取締役家電事業部事業部長

 日立は、「日立はエコにたし算」と銘打った白物家電製品の新スローガンを掲げながら、7月24日から人気グループ「嵐」をイメージキャラクターに起用し、テレビCMをスタート。独自の発想や技術を取り入れたプラスαの機能で、人々の暮らしをより楽しく、豊かなものにしていきたいという想いを込めて、販促活動を展開。09年度の台数シェア21%から、2010年度は22%への飛躍を見込んでいる。