パナソニックは、世界初のタッチパネルを搭載したマイクロフォーサーズ規格準拠のレンズ交換式デジタルカメラ「LUMIX G2」を、4月28日に発売する。価格はオープン。

タッチパネルを搭載したレンズ交換式デジタルカメラ「LUMIX G2」

 背面モニターに3型のタッチパネル液晶を採用。画面に表示する被写体に触れるとオートフォーカス(AF)でピントを合わせるほか、ピントが合うと同時にシャッターを切る機能を搭載した。

 タッチパネルを使ったAF機能は、構図を決めた後でピントを合わせたい箇所に触れることで合焦する1点AFや、最大23点のフォーカスエリアから1点を選択して合焦する23点AFに対応。追尾AFにも対応した。静止画再生時には画面送りや拡大などの操作もできる。

タッチパネルを使ったAF機能のデモ。触れるだけでピント合わせができる

 動画はAVCHD Lite方式を採用し、1280×720画素のハイビジョン動画が撮影できる。音声はドルビーデジタルの高音質で記録。動画撮影中に静止画を撮影することができる。

 タッチ操作は動画撮影でも可能で、画面上で触れた被写体をカメラが自動的に追尾しピントを合わせ続ける。

 動画機能では、新たに「EX光学ズーム」機能を搭載。最大画像サイズから中心部分を切り出すことで、解像度を落とさずに高いズーム効果が得られるようにした。焦点距離が45-200mm(35mmフィルムカメラ換算)のレンズの場合は、270-1200mm相当の超望遠で撮影ができることになる。

 撮像素子は有効1210万画素のLive MOSセンサーで、画像処理回路には「超解像技術」を搭載した「ヴィーナスエンジンHD2」を採用した。「超解像技術」は、撮影した画像をエッジ、ディテール、グラデーション部に分け、最適な立体感や質感などの処理を行うことで、輪郭がはっきりした低ノイズで高画質な画像を得ることができる。

 カメラボディ単体と、ボディと28-84mm(35mmフィルムカメラ換算)の標準ズームレンズとセットモデル「G2K」、ボディと標準ズームレンズ、90-400mm(35mmフィルムカメラ換算)の望遠ズームレンズのセットモデル「G2W」を販売する。

 実勢価格は、「G2」ボディのみが8万円前後、「G2K」は9万円前後、「G2W」は12万円前後の見込み。カラーはボディはコンフォートブラックのみ、「G2K」「G2W」はコンフォートブラック、コンフォートレッド、コンフォートブルーの3色で展開する。

 ターゲットは女性で、初めて一眼レフを買う人やコンパクトデジカメからの乗り替え層を狙う。パナソニックは、これまでマイクロフォーサーズ規格のGシリーズで、「重い」「大きい」といった女性がデジタル一眼レフにもつ不満点を解消することで、女性ユーザーの取り込みを図ってきた。3月8日に行われた発表会では、西口史郎・デジタルAVCマーケティング本部本部長が、「Gシリーズは、27%と他社よりも高い率の女性ユーザーを獲得している」と述べ、この取り組みが成果を上げていることを強調した。

西口史郎・デジタルAVCマーケティング本部本部長

 タッチパネル機能は、自社調査で分かった「操作が難しい」という不満への対応として搭載。Gシリーズは女性を中心に、「GF1」はエントリー層に、「GH1」はハイアマチュア層に、「G2」は幅広いユーザーに向けて販売する。「2010年のデジタル一眼市場で、20%の販売台数シェア獲得を目指す」(西口本部長)と意気込む。