シャープ、「SOLAR HYBRID」など、携帯電話3機種を中国市場向けに製品化

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2010/01/27 19:31

 シャープは、ソーラーパネルで充電できる携帯電話「SOLAR HYBRID」と、低消費電力ディスプレイ搭載2機種を、中国市場向けに製品化した。2月上旬に現地で発売。同社製ソーラー携帯の海外市場向け一号機となる。

(左から)シャープのSOLAR HYBRID SH6230C、SH6220C、SH6228C

 シャープは08年6月に中国の携帯電話市場に参入。今回は市場拡大に向けて、当初から展開してきたハイエンドモデルに加え、「SOLAR HYBRID」をはじめとしたミドルクラス端末を投入する。

 「SOLAR HYBRID」は、本体表面にソーラーパネルで充電できるのが特徴。約10分間の充電で、1分程度の通話や2時間程度の待ち受けが可能。同社は、ソーラーパネルによる充電機能は海外でもニーズが高いとにらんでいる。日本国内では、09年に各キャリア向けに製品化し、販売を開始した。

 中国市場向けの「SOLAR HYBRID SH6230C」は、ソーラーパネルのほか、2.9型液晶、オートフォーカス付きの有効500万画素カメラなど、日本向け端末で培った技術を凝縮。カラーはブルーとホワイトの2色を用意する。

 このほか、室外でも高い視認性をもつ低消費電力液晶を搭載した「SH6220C」「SH6228C」2機種を同時発売。本体を閉じたまま、時計表示やメール着信などを常時表示できるなど、日本の技術を中国のユーザーにアピールする。