バッファロー、テレビ周辺機器に注力、多機能地デジチューナーをアピール

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2009/11/27 13:52

 バッファローは11月26日、地上・BS・110度CSデジタル放送対応のテレビチューナー<リンクシアター>「LT-H91DTV」と、USBポートに直差しする小型のPC用地デジチューナー“ちょいテレ・フル”「DT-F100/U2」を12月中旬から順次発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は「LT-H91DTV」が2万6800円前後、「DT-F100/U2」が1万1500円前後の見込み。

LT-H91DTV

 「LT-H91DTV」は、アナログテレビでもデジタル放送が視聴できるテレビチューナー。USBケーブルで外付けHDDを接続し、HDDに番組を保存できる。HDDを付け替えることで容量を増やしていくことができる。デジタルカメラデジタルビデオカメラの写真や動画をHDDに保存し、再生することも可能。

 インターネットの映像配信サービス「アクトビラ」に対応するほか、通常のWebページの閲覧もできる。家庭内LANの規格であるDLNA(Digital Living Network Alliance)に準拠し、別室に置いてあるレコーダーなど、DLNA対応機器に録り貯めた映像が楽しめる。

 インターフェイスはHDMI端子、D端子、コンポジット端子、LAN端子が各1基、USB端子が2基など。字幕放送、電子番組表(EPG)、データ放送は利用できるが、双方向サービスは非対応。サイズは幅210×高さ55×奥行き215mm、重さは約1.25kg。カラーはブラック。なお、配信がパススルー方式のケーブルテレビにも使える。 
 

荒木甲和・事業本部 市場開発事業部 次長

 バッファローの荒木甲和・事業本部 市場開発事業部 次長は、「最近のデジタルライフで課題となっているのは地デジ問題。そこで、デジタルテレビとインターネットの機能だけを追加するという『エコロジー&エコノミー』な製品を投入する」と「LT-H91DTV」の狙いを語った。ターゲットは、アナログテレビユーザーに加え、2003-2006年頃の比較的新しいテレビのユーザーや、Webページ閲覧ができないなど、機能を抑えたテレビのユーザー。

 同社は地デジチューナーとして、すでに簡易タイプの「DTV-S100」とハイビジョンに対応する「DTV-H300」の2モデルを発売している。これらに多機能な新製品を追加することで、まだ使える手持ちのテレビを生かしたいというユーザーの要望に応えていく方針だ。 
 

DT-F100/U2

 PC用地デジチューナー「DT-F100/U2」は、コンパクトなボディが特徴で、USBメモリのように本体をPCのUSBポートに直接差し込んで使用する。従来のクレジットカードサイズのB-CASカードではなく、携帯電話SIMカードと同じサイズのmini B-CASカードを採用し、本体を小型化した。

 地上デジタル放送に加えてワンセグ放送にも対応し、現在地の受信感度に応じて自動的に放送を切り替える。地デジの視聴・録画ソフトに「PCast TV for 地デジLite」を採用し、機能を抑えたシンプルな操作性を実現した。インターネット電子番組表(iEPG)で番組の予約録画もできる。

 窓際など室内の好きな場所に設置できる延長ケーブル付きのアンテナと、角度を自由に調節できるUSBケーブルが付属。対応OSはWindows 7/Vista/XP。Atom N270と同等以上のCPUを搭載するネットブックでも動作する。サイズは幅64.9×高さ24.6×奥行き12.7mm、重さは約16.1g。カラーはブラック。
 

ネットブックによるワンセグとフルセグの画質比較