菊正宗酒造とコロプラ、日本酒の魅力を若者に、携帯向けゲームで来館促す

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2009/08/24 14:11

 菊正宗酒造とコロプラは8月24日、菊正宗酒造記念館への来店・販売促進サービスについて合意し、同サービスを提供した。若い世代に日本の伝統文化である日本酒の魅力を伝えるのが狙いで、コロプラが運営する携帯電話の位置情報ゲーム「コロニーな生活☆PLUS」を活用する。

(左から)「灘・菊正宗の特醸・雅」の解説と「コロカ」

 菊正宗酒造記念館には、ゲーム内のアイテムの一つ「お土産」にあたる「灘・菊正宗の特醸・雅(みやび)」をデザインしたプラスチック製カード「コロカ」を用意。ユーザーは記念館を訪れて売店で買い物をすれば、「コロカ」を入手できる。「コロカ」にはシリアルナンバーが印字され、ユーザーはゲーム内で番号を入力することで、ゲーム内通貨「プラ」で「雅」を購入する権利が得られる仕組み。売店で商品を購入した金額に応じて、「雅」が買える数も決まる。

 ゲーム内の「お土産」には、今回のような企業とコラボレーションした「スポンサーお土産」が13種類、それ以外の「通常お土産」が約650種類ある。いずれも実際にその土地を訪れる、または訪れたほかのユーザーから貰わないと入手できない。ご当地限定品として価値があり、現在ゲーム内では「お土産」のコレクションや受け渡しが人気を集めているという。ゲーム利用時の登録は不要で、料金は無料。

 「コロニーな生活☆PLUS」は、ユーザーが実際に移動した距離に応じてゲーム内通貨「プラ」を獲得でき、「プラ」を使って自分の街「コロニー」を育てていくゲーム。「コロカ」を使った来店・販売促進サービスは、今回で13店舗目。既に、日光の老舗煎餅店「石田屋」や有田焼の窯元「しん窯(がま)」など全国12店舗で導入されている。