HSBC証券会社、予防接種のための国際金融ファシリティ(IFFIm)、GAVIアライアンスおよび世界銀行は6月1日、開発途上国の子どもたちにワクチンを提供するための債券「ワクチン債」の発行を開始した。

 今回発行する「ワクチン債」は、4年満期の豪ドル建債券、4年満期の南アフリカ・ランド建債券、15年満期の南アフリカ・ランド建ディスカウント債券の3種類。「ワクチン債」によって調達された資金は、GAVIアライアンスを通じて、世界70以上の開発途上国における予防接種および保健サービスのために活用する。

 IFFImが国際金融市場から調達する資金は、2015年までの間にGAVIアライアンスに提供。これによって、ワクチン接種で新たに5億人の子どもたちを疾病から守ることを目指す。この目標を達成するため、IFFImはGAVIアライアンスに対して40億米ドルの資金提供を行なうことが期待されている。また、IFFImは、06年からGAVIのワクチン提供を支援するため、20億米ドルを超える資金を調達している。

 IFFImの財務基盤はフランス、イタリア、ノルウェー、南アフリカ共和国、スペイン、スウェーデン、イギリスの7か国。06年から26年までの20年に及ぶワクチン提供費用の寄付金協定を結び、この寄付金を償還原資とした債券を発行している。