富士フイルム、新CCDを搭載したコンパクトデジカメなど2機種

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2009/02/04 18:47

 富士フイルムは2月4日、コンパクトデジタルカメラの新モデルとして、自動的に3つの画質設定を切り替える「FinePix F200EXR」、薄さ21.7mmを実現した「A100」を2月21日に発売すると発表した。価格はオープン。

自動的に3つの画質設定を切り替える「FinePix F200EXR」



FinePix F200EXR


 「FinePix F200EXR」は、世界で初めてCCDの撮像方式をシーンに応じて自動的に切り替える機能「EXR AUTO」を搭載。「EXR AUTO」に設定すれば、カメラが被写体までの距離、被写体と背景の明るさなどの情報をもとに、暗いシーンでは「高感度・低ノイズ優先」、晴天下での状況など明暗差が大きいシーンでは「ダイナミックレンジ優先」、明るいシーンでは「高解像度優先」の3つの撮像方式に自動で切り替わる。また、「人物」「風景」「夜景」「マクロ」「逆光&人物」「夜景&人物」の6種類のシーンの自動認識もできる。


 新開発の1200万画素「スーパーCCDハニカム EXR」を搭載。35mmフィルムカメラ換算で28-140mm相当の光学5倍ズームレンズ、3.0型液晶モニタも搭載する。記録メディアはxD-ピクチャーカード、SD/SDHCメモリーカードで、約48MBの内蔵メモリも備える。


 本体サイズは幅97.7×高さ58.9×奥行き23.4mmで、本体のみの重さは約175g。カラーはシルバーとブラックの2色。実勢価格は4万3000円前後の見込み。

 

単3形乾電池対応モデルとして世界最薄を実現した「A100」


 

A100


 「A100」は、単3形乾電池対応モデルとして世界最薄の21.7mmを実現したコンパクトデジタルカメラ。有効画素数は1000万画素で、35mmフィルムカメラ換算で35.5-106.5mm相当の光学3倍ズームレンズも搭載する。モニタサイズは2.7型。


 顔検出機能「顔キレイナビ」「自動赤目補正機能」を搭載する。さらに、最高感度をISO1600まで設定可能で、被写体ブレや手ブレを軽減する「ブレ軽減モード」も搭載。夜景など、光量が少ないシーンでもキレイに撮影できる。このほか、シャッター音やフラッシュを自動的にオフにする「美術館モード」も搭載した。


 記録メディアはSD/SDHCメモリーカードで、約20MBの内蔵メモリも搭載する。電源は単3形乾電池2本。本体サイズは幅91.5×高さ60.5×奥行き21.7mmで、本体のみの重さは約124g。実勢価格は1万7000円前後の見込み。