シャープは12月2日、1990年1月から製造・販売した液晶プロジェクター「XV-101T」において、発火事故が07年に1件、08年に1件発生したと発表した。これに伴い、当該機種を含めた同じ仕様の計4機種の使用中止を呼びかけるとともに、製品の自主回収を行う。また、同社製でパナソニックと日本ビクターが販売する計2機種も回収の対象とした。


 自主回収の対象となる機種は、シャープの「XV-101T」と「PG-1000T」「PG-X1000」「XV-T1Z」および、同社製でパナソニックが販売する「TH-100CV1」、日本ビクターが販売する「VX-100T1」の計6機種。いずれも1990年1月から1993年8月に製造したもの。回収は各メーカーで対応し、購入店や各社窓口への問い合わせを呼びかけている。なお、現在「XV-101T」以外での事故は発生していない。



 2件の事故は電源プラグをコンセントに差し込んだスタンバイ状態で発火し、周囲や天井、壁の一部が焼損した。いずれも人的被害はない。発火の原因は、電源基板内の電気部品の劣化と設置環境によって、基板面の絶縁が低下したためとみられる。製品を使用していなくても、電源プラグがコンセントに差し込まれた状態であれば、発煙・発火する可能性があるという。