アップルは9月10日に、9色のカラーバリエーション（カラバリ）を揃えた第4世代「iPod nano」（nano）を発売した。第3世代の6色に、オレンジやイエローといったカラフルな色を追加し、好みの色が選びやすくなった。発売から約1か月、一番売れているカラーはどれなのか。9月の「BCNランキング」で調べてみた。


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  第4世代「iPod nano」(nano)は、2型のカラーディスプレイとクリックホイールを備えた細長い形状に、薄さ6.2mmを達成した「iPod史上最薄」のモデル。カラーは、シルバー/パープル/ブルー/グリーン/オレンジ/イエロー/ピンク/(PRODUCT) RED、過去最多9色のカラバリを揃えた。今回は、直販モデルの(PRODUCT) REDを除いた8色の8GBモデルを対象に、1番売れたカラーを紹介する。 

 
　第1位は意外にも「ブラック」。意外というのは、「iPod＝ホワイト」という往年のイメージがあったからで、ホワイトを継承するシルバーが人気を集めるかと思ったからだ。しかし、男性を中心にマット感のあるブラックが人気を集め、栄えある1位を獲得した。

 第2位は「シルバー」。アルミ調の光沢感の少ない「シルバー」は、「iMac」や「Macbook Pro」でも採用されるなど、近年のアップルを代表するカラーのひとつ。

  ここまでは、大方の予想通りだろう。続いて第3位は、何と「ピンク」。「ピンク」は第3世代「nano」に途中から追加されたカラーで、女性を中心に高い人気を集め、新型「nano」でも引き続き採用された。「nano」の女性人気がうかがえる。 

  続いて、4・5位が「ブルー」「パープル」の青系。「ブルー」は、第3世代のパステル調を一新して、ビビッドな「ブルー」を採用している。男女ともに愛される青系が、カラフルなiPodを求めるユーザーに受け入れられたのだろう。「パープル」は、「オレンジ」や「イエロー」といった、新色のなかでは1番の人気を集めた。

  以下、「オレンジ」「グリーン」「イエロー」の順。「オレンジ」は、ある大手量販店を訪れた際には品切れ状態だったこともあり、1部の店舗では人気カラーのようだ。「グリーン」も第3世代のパステル調でなく、ビビッドなグリーンを採用。エコをイメージさせる「グリーン」は、今後が期待できそうだ。「イエロー」も、最下位ではあるが携帯オーディオ全体の684位中33位に入り、人気機種に入る。


  あなたの買った「nano」は、何位にランクインしただろうか。もし、どのカラーにするか迷っているのであれば、「王道のブラック」か「大穴のイエロー」を狙ってみては？

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［製品紹介］第4世代「iPod nano」は、解像度320×240ピクセルの2型カラー液晶と加速度センサーを備え、本体を回転させると自動的に「Cover Flow（カバーフロー）」に切り替わり、本体を軽く振ると自動的に「Shuffle（シャッフル）モード」になる機能を搭載する。連続再生時間は、音楽で最大24時間、ビデオで同4時間。サイズは高さ90.7mm×幅38.7mm×厚さ6.2mmで、重さは36.8g。価格は、8GBモデルが1万7800円、16GBが2万3800円。 
（BCN・津江昭宏）


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