三菱電機は、液晶テレビ「REAL」シリーズの新モデルとして、ハイエンドシリーズ「MZW」と、スタンダードシリーズ「MX/MXW」を、9月1日から順次発売すると発表した。価格はオープン。


 都内で開かれた記者会見で、三菱電機の重里英夫・役員理事京都製作所所長は、「液晶テレビの国内需要は、37V型以上の大型ゾーンと32V型以下の中小型ゾーンにわけることができる」と述べ、今回のラインアップについて、「従来の大型ハイエンドシリーズ『MZW』に加え、スタンダードシリーズの『MXW』にも、42V型と37V型の大型モデルを投入し、2つのシリーズで拡大する大型ゾーンに対応していく」と説明した。


●映画館の臨場感を実現する液晶テレビ「MZW」シリーズ

 ハイエンドモデルの「MZW」シリーズは46V型と40V型の2モデルを用意。「映画館の臨場感と感動」をコンセプトにする同シリーズは、フルHD対応でダイナミックコントラスト比15000:1を実現する光沢処理パネル「DIAMOND Panel(ダイヤモンドパネル)」や、16ビット処理・倍速機能を備えた映像処理回路「DIAMOND Engine PRO III」を搭載するなど、高精細な映像が特徴。


 音質についても、内蔵のスピーカーで5.1chサラウンドの音場を再現する「DIATONEサラウンド5.1」機能に、低域を強化した新開発の「スーパーウーハーユニット」を追加した。

 このほか、使いやすさと省エネを目指した「ユニ&エコ」や、レイアウトフリーを目指した「デザイン・インテリア」についても追求。省エネでは、全モデルで新省エネ基準「5つ星」を達成した。使いやすさにおいても、本編とCM時に生じる音量感の違いを自動で調整する音声制御機能「おすすめ音量」や、液晶画面が左右に振り向く「オートターン」機能を搭載した。

 デザインでは、業界最狭スリムフレームを採用し、奥行き79.8mmの薄型化を実現。オプションの専用スタンドと組み合わせれば、壁からテレビ全面まで約92mmという壁掛け同様のレイアウトを可能にする。


 実勢価格は、46V型の「LCD-46MZW200」が40万円前後、40V型の「LCD-40MZW200」が30万円前後の見込みで、発売日は10月21日。

●リビング用から個室用までカバーする「MX/MXW」シリーズ

 一方、「MX/MXW」シリーズは、42V型・37V型・32V型・26V型・19V型の5モデルをラインアップ。42V型・37V型は、ともにフルHD表示に対応し、毎秒120枚の映像を表示する「倍速ピクチャー」機能を搭載する。また、同社が発売するレコーダーとのリンク機能「REALINK(リアリンク)」に対応、HDMI入力端子も3つ備える。


 寝室や書斎などのパーソナルユース向けにラインアップした19V型は、「オートターン」機能に加え、画面の上下の傾きをリモコンで調節できる「オートチルト」機能を業界で初めて搭載した。


 実勢価格と発売日は、42V型の「LCD-42MXW200」が28万円前後、37V型の「LCD-37MXW200」が23万円前後の見込みで、ともに9月1日。32V型の「LCD-32MX11」が13万円前後、26V型の「LCD-26MX20」が12万円前後、19V型の「LCD-19ATL20」10万円前後の見込みで、3モデルとも10月21日に発売する。

 会見の最後には、開発段階のコンセプトモデルを2つ発表。ひとつは、薄さ40mmクラスの液晶テレビで、映像を表示するモニタ部と、地上・BS・110度デジタルチューナーと無線ユニットを内蔵したチューナー部に分けることで、超薄型でレイアウトフリーの液晶テレビを実現するという。

 また、もうひとつは、同じく無線技術を採用したBDレコーダーで、無線ユニット内蔵のチューナー部とセットで設置することで、HDMIケーブルで接続することなく、BDソフトの視聴を可能にするという。なお、同コンセプトモデルで使用する無線方式は未発表。この開発内容をベースに、08年秋を目標に製品化を予定する。