NECなど、IEEE802.11n対応で300Mbpsの高速通信が可能な無線LANルータ

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2008/07/29 13:38

 NECとNECアクセステクニカは7月28日、無線LAN規格「IEEE802.11n Draft 2.0」対応の無線LANルータ「AtermWR8100N」を8月上旬から順次発売すると発表した。ルータと子機のセットモデルをはじめ、ルータ単体、子機のみも販売する。

 「IEEE802.11n Draft 2.0」の無線LAN規格に対応し、規格値で300Mbps(メガビット/秒)の高速通信が可能。送信データを2つの信号に分割し、複数のアンテナで同時転送する高速化技術を採用することで、従来機種よりも通信速度が約4倍も向上した。「11b」「11g」といった無線LAN規格にも対応する。

 本体は通信用アンテナ2本を内蔵したシンプルなデザインを採用。使用部品を削減し、アンテナ設計を工夫。アンテナ外出しタイプのDraft11n 対応ルータの従来モデルよりも容積を約50%少なくし小型化を図った。

 2社ではルータ単体モデル「AtermWR8100N」、USBスティックタイプ子機「AtermWL300NU-G」、「WR8100N」と「WL300NU-G」のセットモデル「AtermWR8100N USB スティックセット」、PCカードタイプ子機「AtermWL300NC-G」、「WR8100N」と「WL300NC-G」のセットモデル「AtermWR8100N ワイヤレスカードセット」をラインアップした。

 価格はすべてオープン。実勢予想価格は「AtermWR8100N」が1万2800円(発売時期:8月上旬)、「AtermWL300NU-G」が9800円(8月下旬)、「AtermWR8100N USB スティックセット」は1万5800円(8月下旬)。PCカードタイプ子機「AtermWL300NC-G」は9800円(10月上旬)、「AtermWR8100N ワイヤレスカードセット」が1万5800円(10月上旬)。