ソニー、動画撮影時に笑顔を検出して写真を自動記録するビデオカメラ

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2008/06/20 18:32

 ソニーは6月19日、デジタルビデオカメラ「ハンディカム」の新モデルで、世界初の「スマイルシャッター」機能を搭載した「HDR-CX12」を、7月20日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は13万円前後の見込み。

 「スマイルシャッター」は人物の笑顔を検出し、動画撮影時に最大760万画素の静止画を同時に自動記録する機能。「子ども」「大人」の顔を自動判別し、どちらを優先して撮影するかの選択もできる。検出する笑顔の度合いを、高/中/低の3段階から選べる「スマイル検出感度」も搭載する。

 同社製デジタル一眼レフカメラのハイエンドモデル「α700」が内蔵する低ノイズ化技術「Exmor」と、画像処理エンジン「BIONZ」を持つ「クリアビッドCMOSセンサー」を搭載。最大1020万画素相当の静止画記録が可能で、動画撮影中は最大760万画素相当の写真を同時記録できる。

 動画は、AVCHD形式で最大1920×1080iのフルHD映像を記録できる。圧縮方式は映像がMPEG-4 AVC/H.264、音声はドルビーデジタルを採用した。動画用広色域色空間の国際規格「xvYCC」に準拠する「x.v.Color」に対応する。8GBのメモリスティックを付属し、LPモードで最大3時間、フルHD画質のFHモードなら最大55分の録画が可能。

 スリープモードから約1秒で高速起動する「クイックオン」機能を搭載。同梱ソフトの「Picture Motion Browser」は、ハイビジョン動画から300万画素相当の静止画を切り出す従来の機能に加え、取り込んだ画像の中から人物の顔が写っているデータだけを検出し、表示する「顔検索」機能を備える。本体サイズは幅69×奥行き129×高さ67mmで、重さは370g。