日立マクセル、世界で初めて2倍速の記録に対応したHD DVDディスク

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2008/02/15 14:52

 日立マクセル(角田義人社長)は2月14日、世界で初めて2倍速記録が可能な録画用・データ用のHD DVD-R/RWディスクを、2月下旬に発売すると発表した。

 録画用・データ用ともに容量は片面1層15GBで、追記型のHD DVD-Rと書き換え型のHD DVD-RWを用意する。録画用ディスクは著作権保護技術のAACSに対応し、ハイビジョン映像の画質を劣化させることなく、転送レート約24Mbpsなら1枚で130分間の録画ができる。

 溝表面平滑性の高いスタンパによって可能になった0.40μmの狭トラックピッチや、高速記録できる新有機色素記録膜を採用。記録膜を高反射率化するLTH(Low to High)記録方式に対応し、HD DVDディスクとしては世界で初めて2倍速の記録が可能になった。さらにHD DVD-RWディスクでは、従来の「BCM相変化記録膜」をもとに「HD-BCM相変化記録膜」を新たに開発し、より安定した記録と書き換えを実現した。

 価格はオープンで、実勢価格は録画用、データ用ともにHD DVD-Rが1500円前後、HD DVD-RWが2100円前後の見込み。