松下、広角25mmからの撮影に対応したコンパクトデジカメなど4機種

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2008/01/30 17:11

 松下電器産業は1月30日、コンパクトデジタルカメラ「LUMIX」シリーズで広角25mmからの撮影に対応した「DMC-FX35」など全4機種を2月9日から順次発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は「DMC-FX35」が4万3000円前後、「DMC-FS3」が3万円前後、「DMC-LZ10」が3万5000円前後、「DMC-LS80」が2万4000円前後の見込み。

 「DMC-FX35」は、有効画素数は1010万画で、新開発の広角25mmからの撮影が可能な光学4倍ズームレンズを搭載。人物や風景など5つのシーンをカメラが自動で判別して状況に応じて最適な設定を行う「おまかせiAモード」に、新たに暗い部分を明るく補正する「暗部補正」を備えた。また、フラッシュを使った、暗い場所での人物撮影で起こりやすい赤目現象を撮影と同時に補正する「デジタル赤目補正」機能も新搭載した。

 ハイビジョン解像度(1280×720画素)の高画質で秒30コマの動画撮影も可能。高感度CCDセンサーを搭載するので、夜景などの暗い状況下の撮影でも、明るく滑らかな映像を撮影することができる。また、別売りのD端子接続用コンポーネントケーブルを使用すれば、テレビで高画質な動画や静止画が楽しめる。

 外部メモリはSDカード、SDHCカードなどに対応。内蔵メモリも50MB備える。本体サイズは幅94.7×高さ51.9×奥行き22.0mm、重さは125g。カラーはプレシャスシルバー、カクテルピン、エクストラブラック、グロスゴールド、シェルホワイトの5色。



 「DMC-FS3」は有効画素数810万画素で、光学3倍ズームレンズを搭載したスタンダードタイプ。光学式手ブレ補正、ISO1600までの高感度、動き認識による「トリプルブレ補正」を搭載する。サイズは幅94.9×53.4×22.5mm、重さは140g。カラーはシルバー、ピンク、ブラックの3色。

 「DMC-LZ10」は、電源に単3乾電池を採用するモデルで有効画素数1010万画素で光学5倍ズームレンズを搭載する。「アドバンスシーンモード」の搭載で、コンパクトデジカメながら、絞りやシャッタースピードを自由に設定できるフルマニュアル撮影ができる。サイズは97.5×62.0×33.3mm、重さは141g。


 「DMC-LS80」はも単3形乾電池で駆動するモデルで、有効画素数は810万画素、光学3倍ズームレンズを搭載する。サイズは95.7×62.0×31.2mm、重さは約129g。

 同時に熱昇華転写型フォトプリンタ「KX-PX30」を2月9日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は2万3000円前後の見込み。

 SDカードスロットを搭載し、デジタルカメラや携帯電話で撮影した静止画をPCなしで簡単にプリントできるホームフォトプリンタ。静止画だけでなく、世界で初めて同社のSDカード対応ビデオカメラ「SDカードハイビジョンムービー」などで撮影した動画ファイルの一部を静止画としてプリントできる「ムービーシーンプリント」機能を搭載した。

 「赤外線ワイヤレスプリント」機能も備え、赤外線通信に対応したカメラ付き携帯電話で撮影した画像も簡単にプリントできる。モニタは23万画素で3.6型の大型液晶モニタを搭載する。