松下、プラズマテレビ37・42・50V型の3機種と、32V型液晶テレビなど

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2008/01/21 20:37

 松下電器産業は1月21日、薄型テレビ「VIERA(ビエラ)」で、プラズマテレビ「PX80」シリーズ3機種と32V型の液晶テレビ「TH-32LX80」を2月15日に発売すると発表した。

 プラズマテレビ「PX80シリーズ」は50V型「TH-50PX80」、42V型「TH-42PX80」、37V型「TH-37PX80」の3機種。新たに予備放電の駆動電圧を細かく制御するアルゴリズムの搭載で暗所コントラスト15000:1を実現した。また外光の映り込みを抑える新開発の「クリアピクチャーパネル」も採用。動画色空間の国際規格の1つである「xvYCC」に準拠した「x.v.Color」にも対応した。

 全機種でHDMI端子2系統、D4端子2系統を備えるほか、SDHCに対応したSDメモリカードスロットを搭載。解像度は50V型「TH-50PX80」が1366×768ドット、42V型「TH-42PX80」が1024×768ドット、37V型の「TH-37PX80」が1024×720ドット。

 一方、液晶テレビ「TH-32LX80」は、32V型で解像度が1366×768ドットで広視野角178度の「IPSαパネル」を採用。映像シーンごとの特徴に合わせて映像シーン全体の立体感を高める映像技術「WコントラストAI」や業界一の省電力を実現した「高効率インバーター」を備える。HDMI端子2系統のほかD4端子も1系統備え、SDHCに対応したSDカードスロットも搭載する。カラーはチタンとシルバーの2色。

 「PX80シリーズ」「TH-32LX80」とも、地上・BS・110度CSデジタルチューナーを内蔵するほか、「ビエラリンク」にも対応。新たにリモコンに新設された「番組キープ」ボタンを押すだけで、見ている放送番組を画面上で一時停止し、同時にレコーダーで番組を録画する「番組キープ」機能や、対応のラックシアターとつなげば、ラックシアターのサウンドモードをテレビ番組に適したサウンドモードに自動で切換えを行う「番組ぴったりサウンド」機能なども搭載した。

 このほか、ラックシアター「SC-HTR310-K」「SC-HTR210-K」も2月15日に発売する。両モデルとも小音量では聞こえにくい低音域の周波数特性を補正して、小さな音でもコンテンツ本来の臨場感を再現する「ウィスパーモードサラウンド」搭載。スピーカー部には「竹繊維振動板」を採用し、音の立ち上がりにも優れ、高域も伸びるクリアな音の再生を実現した。

 薄型テレビ「ビエラ」のHDMI端子を利用した「ビエラリンク」に対応するほか、「番組ぴったりサウンド」機能も搭載する。またブルーレイ(BD)ソフトに採用されている7.1chリニアPCM音声の入力が可能なほか、別売のワイヤレスリアスピーカーキット(SH-FX60)に対応。サラウンドスピーカーを増設して5.1chのサラウンド環境が構築できる。なお、推奨テレビサイズは「SC-HTR310-K」が50?42V型、「SC-HTR210-K」が42?37V型。

 価格はすべてオープンで、実勢価格はプラズマテレビの50V型「TH-50PX80」は33万円前後、42V型「TH-40PX80」が24万円前後、37V型「TH-37PX80」が20万円前後の見込み。32V型液晶テレビ「TH-32LX80」は17万円前後、ラックシアター「C-HTR310-K」が11万円前後、「SC-HTR210-K」は10万円前後の見込み。