オリンパス、日本史と世界史の教科書朗読データを収録したICレコーダー

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2007/10/16 19:29

 オリンパスイメージング(大久保雅治社長)は10月16日、内蔵メモリにあらかじめ歴史教科書の朗読データを収録したICレコーダー「Voice-Trek(ボイストレック) G-20」を10月26日に発売すると発表した。同社のオンラインショップと、三省堂書店などの主要書店で販売する。オンラインショップ価格は2万9800円。

 「Voice-Trek G-20」は、2GBの大容量メモリを内蔵したICレコーダーの最上位機種に、文部科学省検定済教科書を声優が朗読した「《三省堂 聞く教科書シリーズ》高等学校 日本史・世界史」の音声データをあらかじめ収録。日本史・世界史とも、時代ごとに古代/中世/近世/近代/現代/戦後の6つに分かれており、日本史は合計約12時間48分、世界史は合計約14時間23分の音声データを収録した。検索性にも優れ、時代順のほか聞きたい部分をすぐに見つけて聞くことができる。

 また、着脱式の高性能ステレオマイクと、側面方向からの雑音を低減して正面方向に指向特性を持たせる「指向性マイクモード」、最新のサラウンド方式「EUPHONY MOBILE」を採用することで、同社のICレコーダーの最上位機種と同等の質の高い録音・再生を実現。「EUPHONY MOBILE」は、映画館やプロの音響機器向けのサラウンド方式「EUPHONY(ユーフォニー)」のモバイル版で、「EUPHONY MOBILE」を設定すると、圧縮時に失われた高音域をバランス良く補完すると同時に低音域を拡張し、原音に近いリアルな音で再生できる。

 録音フォーマットはWMA。再生可能なフォーマットはWMAとMP3で、インターネットから音声ファイルをダウンロードできるポッドキャストにも対応する。同社のHDD内蔵ラジオレコーダー「ラジオサーバーVJ-10」で録音した、過去1週間分の音声データをまとめて転送できる機能も搭載しており、「ラジオサーバーVJ-10」で録音したラジオ番組を「Voice-Trek G-20」に転送し、外出先で聞くこともできる。

 このほか、離れた場所の音源も録音できる「高感度モード」や、ノイズキャンセル/ローカットフィルター/音声フィルターの3つの「ノイズ除去」機能などを搭載。書き起こしに便利な別売りのフットスイッチ「RS-27」にも対応する。電源は単4形乾電池2本。本体サイズは長さ111×幅37.5×厚さ16mm、重さはマイクとアルカリ電池を含めて80g。

オリンパスイメージング=http://olympus-imaging.jp/
「Voice-Trek G-20」=http://olympus-imaging.jp/voicetrek/g20/
「オリンパス オンラインショップ」=http://www.olympus-zuiko.com/ec/


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