日立、交換式HDD「iVDR」対応の60V型プラズマテレビとデジタルチューナー

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2007/09/20 20:26

 日立製作所は9月20日、薄型テレビ「Wooo(ウー)」シリーズとして、フルハイビジョン(フルHD)対応の60V型プラズマテレビ「P60-XR01」と地上・BS・110度CSデジタルチューナー「IV-R1000」を11月15日に発売すると発表した。どちらも別売りの脱着可能な交換式HDD「iVDR-S」に対応する。価格はオープンで、「P60-XR01」が85万円前後、「IV-R1000」は6万円前後の見込み。

 「P60-XR01」は、著作権保護技術「SAFIA」に対応する250GBのHDD「iVDR-S Built-in」を内蔵し、テレビだけでデジタル放送の録画が可能。別売りの脱着可能な交換式HDD「iVDR-S」にも対応し、本体前面の「iVポケット」に装着する「iVDR-S」を交換することで、録画容量を増やしたり、家族や番組ごとに使い分けることができる。「iVポケット」の位置はこれまで最大サイズだった50V型ではテレビ裏側の側面だったが、前面に変更し、交換しやすくした。

 水平1920×垂直1080画素のフルHD表示に対応し、動画解像度にすぐれた「フルHD ALIS パネル」を採用。輝度は1000cd/m2、コントラストは10000:1。毎秒24コマで製作された映画フィルムの映像を、毎秒60コマに変換して自然に再現する「なめらかシネマ」機能なども搭載する。

 チューナーは、地上・BS・110度CSデジタルチューナーと地上アナログチューナーを各2基ずつ搭載。音質面では、13.5W×2のデジタルアンプを搭載し、濁りや歪みのない音を再現する。デジタル放送の番組情報のジャンルに合わせて、サラウンド効果や明瞭度を調整し、音場を自動的に切り替える「自動音声モード」も備える。

 「IV-R1000」は、地上・BS・110度CSデジタル放送に対応したデジタルハイビジョンチューナーで、「iVポケット」を2個搭載し、別売りの交換式HDD「iVDR-S」を使用してテレビ番組の録画・再生が可能なのが特徴。

 iVポケット搭載テレビで録画した番組を別の部屋のテレビで再生できるほか、デジタルチューナーで受信したハイビジョン放送を画質を落とさず「iVDR-S」に直接録画することが可能。2つの「iVDR-S」間で最大約9倍速で番組をムーブ(移動)したり、1つの「iVDR-S」に番組を録画中に、もう1つの「iVDR-S」に録画した番組を再生したりすることもできる。

 また、SD/MMCカードスロットを搭載し、メモリカードに保存したデジタルカメラの写真をテレビに出力することも可能。サイズは幅30.8×高さ6.4×奥行き18.5cm、重さは1.5kg。

日立製作所=http://www.hitachi.co.jp/
「Wooo World ハイビジョンテレビ」=http://av.hitachi.co.jp/tv/


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