ソニー、笑顔でシャッターが切れるコンパクトデジカメ2機種

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2007/09/04 19:17

 ソニーは9月4日、笑顔を検出して自動的にシャッターが切れる「スマイルシャッター」機能と有効810万画素のCCDを搭載したコンパクトデジタルカメラ「サイバーショット DSC-T200」「DSC-T70」の2機種を9月21日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は「DSC-T200」が4万8000円前後、「DSC-T70」は4万円前後の見込み。

 2機種とも、従来の顔検出機能「顔キメ」を改良した「スマイルシャッター」を搭載。笑顔を検出して自動でシャッターを切る機能で、笑顔だけなく顔がきれいに写るように、ピントや明るさ、ホワイトバランス、フラッシュ光量などを同時に調整する。「スマイルレベル」で笑顔のレベルを「強・中・弱」で設定可能で、「強」に設定すると微笑み程度の笑顔も感知する。

 手ブレを抑える「光学式手ブレ補正」機能も搭載しており、シャッターボタンを半押しした瞬間にシフトレンズが動き出す「撮影時モード」と、常にシフトレンズが動いている「常時モード」の2つのモード備える。ISO感度は最大3200まで対応し、暗い場所でも高速でシャッターが切れるので、被写体が動くことで発生する「被写体ブレ」も低減できる。

 また、「サイバーショット」シリーズで初めて、液晶モニタに縦横比が16:9のワイド画面の「クリアフォト液晶プラス」を採用。23万ドットの高解像度で色再現性に優れ、タッチパネルにも対応する。画面サイズは「DSC-T200」が3.5型ワイド、「DSC-T70」が3.0型ワイド。記録媒体は、メモリースティック デュオ、メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオに対応し、容量31MBの内蔵メモリも搭載する。

 「DSC-T200」は、35mmフィルム換算で35?175mmの光学5倍ズームのカール ツァイス「バリオ・テッサー」レンズを搭載。カラーはシルバー、ブラック、レッドの3色。一方、「DSC-T70」は、35mmフィルム換算で38?114mmの光学3倍ズームのカール ツァイス「バリオ・テッサー」レンズを搭載する。カラーはシルバー、ブラック、ホワイト、ピンクの4色。

 同時に、35mmフィルム換算で38?380mmのカール ツァイス「バリオ・テッサー」光学10倍ズームレンズと有効810万画素のCCDを搭載したデジタルカメラ「サイバーショット DSC-H3」を9月14日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は4万円前後の見込み。

 光学10倍の高倍率ズームモデルながら、各部の配置の見直しや高密度実装技術などで小型化を実現。人物の顔をきれいに映す「顔キメ」機能や光学式手ブレ補正機能、最大14mまで到達する大光量のフラッシュなども搭載する。本体サイズは横106.0×高さ68.5×奥行き47.5mm、重さは264g。カラーはブラックとシルバー。

ソニー=http://www.sony.jp/
「DSC-T200」=http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-T200/
「DSC-T70」=http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-T70/
「DSC-H3」=http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-H3/


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