ノキア、松下電池製のリチウム電池4600万個を回収、過熱の可能性で

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2007/08/15 19:10

 ノキアは8月14日、同社製の携帯電話に搭載されている松下電池工業製のリチウムイオン充電池が充電中に過熱する不具合を起こす可能性があるとして全世界で4600万個を対象に無償回収を実施すると発表した。

 回収するのは松下電池が05年12月-06年11月に製造したノキアブランドの充電池「BL-5C」。日本での出荷数は16万個。ノキア・ジャパンが発売する「Nokia 3120」「Nokia 6630(standard version)」「Nokia Wireless GPS Module LD-3W」、ソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン)の「702NK」「702NKII」「804NK」、NTTドコモの「NM850iG」に搭載されている。

 ノキアによると電池の異常過熱などの不具合が全世界で約100件報告されており、日本でも充電池の発熱で床の一部などが焦げるなど2件の報告があった。

 該当する充電池かどうかを知るためには、電池パック表面に「Nokia」や「BL-5C」の文字、裏面の上部にノキアのロゴが記載されいているかを確認。該当の充電池だった場合には下部に印刷されている26桁の製造番号をノキアのウェブサイトかコールセンター(0120-830-670)で確かめる。

 ソフトバンクとドコモは新聞やホームページ、SMS(ショートメッセージサービス)配信、ダイレクトメールでユーザーに告知していくほか、コールセンターでの問い合わせに応じる。ソフトバンクは0088-21-0035(午前9時-午後8時、土・日・祝日も受付)、ドコモは現在準備中で決定次第、ホームページやダイレクトメールで知らせる。 



ノキア・ジャパン=http://www.nokia.co.jp/
松下電池工業=http://panasonic.co.jp/mbi/
ソフトバンク=http://www.softbank.co.jp/
NTTドコモ=http://www.nttdocomo.co.jp/
「Product Advisory: Nokia BL-5C battery(電池パック確認サイト)」