米アップルは5月31日、音楽配信サイト「iTunes Store」で、高音質なDRMフリー(デジタル著作権管理なし)の楽曲「iTunes Plus」の配信を開始したと発表した。価格は1曲1.29ドル。

 今後、iTunes Storeでは、オリジナル音源と同様のクオリティを持つ256kbps AACエンコーディングのDRMフリーの楽曲と、従来の128kbps AACエンコーディングのDRM付き楽曲の両方を配信する。現在配信中のDRM付き楽曲も、提供可能になり次第、より高音質なiTunes Plusバージョンを提供する予定。DRMフリーの楽曲は、再生できる携帯オーディオの種類や端末の数などの制限がないため、自由に取り扱える。

 日本のiTunes Storeでも、同サービスを31日から開始。宇多田ヒカルの配信先行シングル「Kiss & Cry」をはじめ、東芝EMIから提供を受けた邦楽・洋楽を1曲200円または270円で配信する。すでにDRM付きの楽曲を購入したユーザーは、1曲当たり50円または70円、アルバム1枚当たり450円でiTunes Plusバージョンにアップグレードすることもできる。

 同時に、米国の著名大学の講義などを無料で提供する「iTunes U」をiTunes Store内の専用エリアに開設したと発表した。米国内の著名大学から提供を受け、教育課程の講義、語学の授業、研究デモ、スポーツの名場面、キャンパスツアーなどのコンテンツを無料で配信する。コンテンツは、日本のiTunes Storeからもダウンロード可能。

 さらに、動画共有サイト「YouTube」で公開するビデオを、同社のメディアプレーヤー「Apple TV」上で見られるようにする無料ソフトウェアアップデートを6月中旬に行うと発表した。YouTube対応機能の追加で、付属の専用リモコンを使って、YouTubeの無料ビデオを簡単にブラウズ、検索、視聴することができるようになる。