NEC(矢野薫社長)は5月29日、同社のインターネットサービス「BIGLOBE」において、感染者に対する個別サポートなど、コンピュータウイルス「ボット」による迷惑メール対策を開始した。

 NEC(矢野薫社長)は5月29日、同社のインターネットサービス「BIGLOBE」において、感染者に対する個別サポートなど、コンピュータウイルス「ボット」による迷惑メール対策を開始した。

 「ボット」は、知らない間に悪意のある攻撃者(ボット操作者)にパソコンが乗っ取られ、リモートコントロールされるなどの被害をもたらすコンピュータウイルス。国内のインターネットユーザーのボット感染率は2-2.5%程度と見られ、今後の増加も懸念されている。

 今回、BIGLOBEでは、今年3月から同社メールサーバーを経由したボット感染者による大量メール送信が急増したことを受け、国内ISPとしてはいち早く、ボット感染者への個別サポートを行うことにした。

 大量のメールを送信している利用者に対しては、カスタマーサポートを通じて、ボット感染の可能性があることや感染の確認方法、駆除方法などを郵送とメールで案内。その後、カスタマーサポートが利用者のセキュリティ対策状況を確認し、対策が完了するまでサポートする。

 また個人会員については、1日当たりに送信可能なメール宛先数を制御し、BIGLOBEメールサーバーを経由した大量送信による迷惑メールの削減を図る。メールサーバーを経由せず、直接、迷惑メールを送信する際のメール送信経路(アウトバウンド25番ポート)のブロックも行う計画で、7月下旬から携帯電話宛ての迷惑メールのブロックを開始し、9月下旬までには、すべてのメールに対してブロックを実施する。

 さらに、現在対応している送信ドメイン認証の送信側の対応とあわせ、7月上旬からは受信時の対応も行う。具体的には、受信メールの送信元アドレスのドメインとIPアドレスを送信元のDNSサーバーに照合し、その結果をメールヘッダに付加することで、ボット感染などで送信元が詐称された「なりすましメール」を判別する。