九十九電機、2足歩行ロボットキット新作、力強くスピーディな動作に進化

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2006/05/29 10:25

 九十九電機(鈴木淳一社長)は5月26日、近藤科学(近藤博俊社長)が発表した2足歩行ロボット組立キットの新製品「KHR-2 HV」の予約受付を開始した。秋葉原のロボット専門店「ツクモロボット王国」などで6月2日に発売する。価格は8万9985円。

 九十九電機(鈴木淳一社長)は5月26日、近藤科学(近藤博俊社長)が発表した2足歩行ロボット組立キットの新製品「KHR-2 HV」の予約受付を開始した。秋葉原のロボット専門店「ツクモロボット王国」などで6月2日に発売する。価格は8万9985円。

 「KHR-2 HV」は、04年に近藤科学が発表した世界で初めてのヒューマノイド型2足歩行ロボットの組立キット「KHR-1」の新バージョン。今回、ロボットの関節を駆動させるサーボモーターに「HV(ハイボルテージ)サーボ」を採用することで、より強力でスピーディな動作が可能になった。より小型化した新型マイコンボード「RCB-3J」も開発、枚数も2枚から1枚に減らして省スペースも実現した。

 さらに、これまでRS232CだったPCとの接続ポートだが、「KHR-2 HV」ではUSBインターフェイスを標準装備した。

 モーション作成ソフトも「Heart to Heart 3J」にバージョンアップ。これまで数値中心だった画面構成を一新して、直感的にわかりやすいGUIオペレーションを実現。マウスでフローチャートを描く感覚で、簡単にモーション作成ができる。

 部品点数も全体の15%にあたる50点削減し、組み立てやすさも向上。20種類以上のサンプルモーションも付属しており、組み立て直後から多様なパターンで動かすことができる。

 同社では、「KHR-2 HV」の単体販売のほか、さまざまなオプション品とのオリジナルセットや「組立完成モデル」も販売する。価格は、いずれも10万9800円から。