KDDI(小野寺正社長兼会長)は5月25日、7月に発売する同社初の無線LAN対応携帯電話「E02SA」を軸に、沖電気工業(篠塚勝正社長)・日立製作所とそれぞれ無線LAN内線事業で連携すると発表した。また両社は、KDDIが「OFFICE FREEDOM (オフィスフリーダム)」と呼ぶ無線LAN対応の携帯電話を利用した無線LAN携帯内線ソリューションのパートナーとしても認定された。すでに富士通とユニアデックスが認定されているが、KDDIでは今回新たに2社のパートナーを得て、無線LAN内線事業で先行するドコモの追撃体制を強化する。

 「E02SA」は社内では無線LANを使ったIP電話、社外では携帯電話として利用できる端末で、無線LAN規格の「IEEE802.11b」「IEEE802.11g」に対応する。無線間のQoS(サービス品質)制御機能には「IEEE802.11e」を採用し、通信速度の高速化と音声の高品質化を図っている。

 沖電気では、同社のIPテレフォニーサーバ「SS9100」を使ったシステムの接続端末に「E02SA」を加え、10月から対応ソリューションの提供を開始する予定。また、日立では「ユビキタスコミュニケーションソリューション」と「E02SA」を接続。同じく10月からサービスを開始する。

 企業では、端末一元化による携帯電話網と企業LAN内線のシームレスな通信環境の実現が望まれており、KDDIでは「OFFICE FREEDOM」を中心に無線LAN内線事業を拡大していく狙い。