エムアウト(田口弘社長)は5月23日、インターネット専門のデリカテッセン(惣菜店)「Wish on Dish」を開始した。共働き夫婦や1人暮らしの中食市場をターゲットに初年度の売り上げで2億円を見込む。

 惣菜の調理には「真空調理」を利用する。「真空調理」は、下ごしらえした食材を調味料などと一緒に専用フィルムで真空パックにした後、低温で一定時間加熱をする調理・保存方法。

 レトルトや冷凍食品よりも素材本来の食感・風味が湯煎や電子レンジなどの簡単な加熱調理で楽しめるという。惣菜は食材を厳選し、主なものはサイト上で産地・生産者を公開する。合成添加物・化学調味料は一切使用しない。賞味期限は2週間。

 メニューと価格は、例えば「3種類の味噌から選べる国産の鯖の味噌煮」が400円、「野菜たっぷり。3つの味から選べるミネストローネ」が380円、「ドレッシングで選ぶ豆のマリネサラダ」が350円など。商品は注文方式で受注する。注文から配達までの日数は3日-10日で、送料は別途かかる。

 同社では「食のスタイルは十人十色」という考えのもと、幅広い嗜好に対応できるきめ細かなメニューを揃えた。例えば「味噌で選べる鯖の味噌煮」や「肉の量が選べる肉じゃが」など、実店舗では難しいメニューも用意。店舗を持たないうえ注文方式で在庫を持たない低コスト運営の強みと、真空調理という調理法のメリットを活かし130種類にものぼる商品のバリエーションを提供する。

 「Wish on Dish」のウェブサイトはブログで構築されており、商品販売だけでなく口コミの情報や食に関するコミュニティもユーザーに提供していく方針。