KDDI、KDDI研究所、NHK放送技術研究所は5月17日、K2(ケーツー)と呼ぶ暗号方式を利用して、ワンセグなどの携帯・移動体向け放送型サービスに適用可能なコンテンツ保護技術を共同開発したと発表した。K2は、3月にKDDI研究所が発表した超軽量でありながら高速に暗号化、復号化が可能な暗号処理技術。今回、携帯電話に実装して実験、十分に実用に耐えるレベルにあることを実証できたとしている。

 リアルタイムにストリーミングを配信する放送型サービスが注目を集めているが、その普及のためにはコンテンツ保護技術が必要になる。携帯電話の場合、パソコンに比べてCPUの処理能力がまだ低いため、軽い暗号処理技術が求められている。

 今回の実験では、携帯電話にK2ストリーム暗号の復号処理機能を実装、K2で暗号処理されたコンテンツを視聴する際には、携帯電話の通信機能を使って鍵を取得、暗号を復号化した。試験機でのCPU使用率は1%未満だったという。今後、標準化に向けての活動を強化していく意向だ。