米マイクロソフト、ゲイツ会長が06年末までにXbox 360を1000万台出荷と宣言

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2006/05/10 22:46

 米マイクロソフトは5月9日、ビル・ゲイツ会長兼チーフソフトウェアアーキテクトが記者会見し、家庭用ゲーム機「Xbox 360」を06年末までに1000万台出荷し、対応ゲームも160タイトル以上揃うとの見通しを述べた。競合機種が登場する前に普及に弾みをつけ、次世代ゲーム機争いで優位に立ちたい考え。

 米マイクロソフトは5月9日、ビル・ゲイツ会長兼チーフソフトウェアアーキテクトが記者会見し、家庭用ゲーム機「Xbox 360」を06年末までに1000万台出荷し、対応ゲームも160タイトル以上揃うとの見通しを述べた。競合機種が登場する前に普及に弾みをつけ、次世代ゲーム機争いで優位に立ちたい考え。

 今回の発表は、同社が「Live Anywhere」と呼ぶ事業計画の一環。記者会見でゲイツ会長は、オンラインネットワーク「Xbox Live」を使って、Xbox 360と携帯電話やパソコンをつなぎ、機器を問わないクロスプラットフォームでゲームを楽しめるサービスを開始するとも発表した。来年1月以降に発売する予定の次期Windows OS「Windows Vista」では、Xbox 360と同様にゲームを楽しめるようになるという。

 このほか、Xbox 360用の新しいゲームのタイトルや、「Xbox 360 ワイヤレス レーシング ホイール」「Xbox 360 ワイヤレス ヘッドセット」などの周辺機器を発表。目玉となる、Xbox 360でHD DVD ビデオを視聴できるHD DVDプレーヤーは年末に発売する予定。Xbox 360のワイヤレスアクセサリーをWindows PCで使用可能にするアクセサリーも用意する。

 Xbox 360用ゲームソフトはハイビジョンに対応し、高画質でゲームを楽しむことができるのが特徴。日本では、06年度中に、ゲームプロデューサーの坂口博信氏が手がけるロールプレイングゲーム 「ブルードラゴン」などの発売が予定されている。