NECは、アップルコンピュータのiPodを使って学ぶことができるEラーニングシステムを開発し、5月5日から教育機関向けに販売を開始した。動画や音声による教育コンテンツをポッドキャスティングを使って配信するシステムで、学生は手持ちのiPodにコンテンツをダウンロードして閲覧する。

 新システムは、NECが04年10月から販売を開始したEラーニングシステム「i-Collabo.LMS」と、新たに開発した「同 PodCast対応オプション」を組み合わせたもの。学生ごとの受講履歴管理やオンラインで提出されたレポートの管理など、「LMS(Learning Management System)」によるきめ細かな管理機能に加え、管理者向けの機能も充実させ、配信コンテンツのサーバー登録も簡単に行えるのが特徴。

 これらの管理機能により、教育機関は、講義の一環としてiPodを本格的に活用することが可能となる。 学生にとっても、場所や時間を問わず講義を受けられ、また、iPodで受講履歴を学校側に明確に提示できるメリットがある。

 NECでは、今後3年間で100システムの販売を見込んでおり、学生向けサービスの充実や生涯学習・社会人学生需要の取り込みを図る高等教育機関を主なターゲットに販売していくとしている。税別価格は、「i-Collabo.LMS」と「同 PodCast対応オプション」をあわせて470万円。また同社では、教育機関向けにこれらのシステムを半年間無償で貸し出す。