NTTテレコン、高齢者の安否確認サービス、LPガス管理システム利用で

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2005/12/07 10:23



 NTTテレコン(米重太平社長)は、LPガスの集中管理システムを利用して高齢者の安否を確認するサービス「あんしんテレちゃん」を12月15日に開始すると発表した。

 ガスの使用量をメールで知らせることで家族が安否や生活状況を確認する仕組み。毎日のLPガスの使用量で高齢者の生活状況が把握できることに着目した。

 電話回線とガスメータに専用の接続装置を取り付けて利用する。NTTテレコンが安否を確認したい高齢者宅のガスメータを1日1回で検針し事前に指定した携帯電話などに使用状況をメールで送信する。ガス使用がなかった場合には「ガス不使用」のメールが送られる。メールの送信先は3か所まで登録が可能。

 LPガスのガス漏れや使用量などを接続機器と電気通信回線を使って集中監視する「LPガス集中監視サービス」のシステムを応用した。同サービスは85年からNTTグループが開始、現在およそ300万世帯に提供している。

 料金は、新規申し込みユーザーが初期費用2万4150円(接続機器の工事費込み)、月額利用料が1470円。「LPガス集中監視サービス」ユーザーは月額1680円。NTTテレコンではLPガス販売会社と連携してサービスを販売。利用者を開拓していきたい考え。