NECは、高速処理が求められる分野向けのファクトリコンピュータ「FC98-NXシリーズ」を12月9日に発売する。価格は税別43万8000円から。大容量画像データを扱う画像処理装置・検査装置や、警察や航空管制などの社会インフラを支えるシステムのネットワーク端末や大規模ローカルサーバーなどの用途を想定している。1年間で合計3000台の販売を見込む。

 CPUにハイパー・スレッディングテクノロジをサポートした「インテル Pentium 4プロセッサ551(3.40GHz)」を搭載。マルチタスク環境やバックグラウンド処理など、CPUに大きな負荷がかかっていても高い処理能力を発揮する。高速グラフィックボードは、PCI‐Express×16に対応し、毎秒8GBのデータ転送性能をもち、3D画像や大容量動画も高精細な表示を行える。

 さらに同社ファクトリコンピュータとして初めて「RoHS指令」に準拠した。これは電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する欧州議会と理事会指令で、欧州では06年7月以降、適合しない製品は販売できなくなる。

 このほかの特徴は、(1)PCI-Xバス(1スロット)・LAN2チャンネル(1000BASE-T・100BASE-TX)・シリアルポート2チャンネルを標準搭載、高速通信と拡張性の向上を実現した、(2)万一のソフトウェア障害時に迅速な復旧を実現するバックアップツール「StandbyDisk Solo RB」とハードウェアの異常を検出する「ソフトウェアRAS」を標準添付、(3)固定ディスク・FDD・CD-ROM系ドライブ・カレンダ用バッテリが本体前面から交換可能、(4)10年間の保守対応を可能とした「FC98-NXシリーズ 保守受付期間3年延長」オプション――など。

 なお、Windows(R)XP Professional(日本語版/英語版)、Windows 2000 Professional(日本語版/英語版)、Linuxのプリインストールモデルに加え、カスタム対応モデルとして、UPS電源内蔵モデル、Windows Server 2003やWindows 2000 Serverのプリインストール対応、中国強制認証制度対応モデルも用意している。