日本ローパー、1100万画素の工業用デジカメ242万円から、出荷検査などに

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2005/10/05 11:44



 日本ローパー(安井英人代表取締役)は、米国Redlake製の冷却型超高精細デジタルカメラ「MegaPlus II EC11000」を11月20日から販売開始する。価格は、ヘッドとコントローラーで242万円から。初年度5億円の売り上げを見込んでいる。

 ハイエンド工業用デジタルカメラで定評のあるレッドレイク社の超高精度CCDカメラ「MagaPlus II シリーズ」の最上位機種。液晶ディスプレイやプラズマディスプレイの出荷検査などの用途に活用できる。1100万画素の大型CCDと冷却機構を装備し、低ノイズ・ワイドダイナミックレンジを実現。より高精細なフラットパネルを生産するための高機能検査用カメラとして利用できる。

 カメラヘッドは業界最小コンパクトサイズで、分離型のコントローラーに最大2個まで同時接続が可能。センサーの画像データ処理回路と冷却回路を完全に分離することで、非常に安定した12ビット出力を可能にした。また、センサーの温度コントロールにより、出力の安定性も向上させた。FPD暗部のわずかなムラもより正確に検出する。さらに、電子冷却・ファンの使用が選択可能で、冷却効率を優先する場合は冷却ファンを使用し、ごくわずかなファンの振動も避けたい場合はファンを使用せず電子冷却を行なうことができる。