NTTドコモは、使いやすさと分かりやすさを追求した端末「2画面ユニバーサルデザイン携帯電話試作機」を三菱電機と共同開発した。

 同試作機は、通常の携帯電話のキーボード部分が「タッチパネルディスプレイ」になっているのが特徴。現在時刻、電話着信、メール受信などの情報を背面全体のイルミネーションで表示する。また、「メニューの数が多すぎて迷う」というユーザーの意見に対応し、「タッチパネルディスプレイ」に1度に表示されるボタンの数を最小3個に限定。「切替」ボタンによって、絵文字ボタンやテンキーボタンなどに切り替えることもできる。


 入力方法は、五十音表に基づいて、1タッチ目で「あ」「か」「さ」「た」「な」などの行を選択し、2タッチ目で希望の文字を指定する「2タッチ仮名入力方式」を採用。日本語入力のほか、英数字、絵文字、記号の入力にも対応している。また、「タッチパネルディスプレイ」上のボタンを押したときに手ごたえを感じることができる「フィードバック機能」を搭載することで、ボタン操作をひとつひとつ確認しながらの入力を可能にした。

 さらに、携帯電話では世界で初めて「オートスキャン機能」を搭載。「タッチパネルディスプレイ」上をフォーカスが一定周期(フォーカス時間は最大2秒)で移動し、希望のボタンに当たった時点でディスプレイのいずれかの部分をタッチすれば、そのボタンを選択できる。同試作機のイヤホン端子に操作補助具などの機器を接続して「オートスキャン機能」を利用することも可能で、ディスプレイにタッチしなくても、使い慣れた機器から操作することができる。

 同社はこれまで、ユーザーのアクセシビリティに配慮した「らくらくホン」の開発や、誰でも心地よく利用できる店舗を目指した「ドコモ・ハーティプラザ」の開設など、ユニバーサルデザインの考え方に基づいた活動に取り組んできた。今後も、さらに利便性の高い携帯電話の開発を推進していく。