NHKおよび、フジテレビジョン、テレビ朝日など関東の民放7社は9月27日、携帯電話やカーナビゲーションなど移動体端末向けの地上デジタル放送サービス「ワンセグ」を、06年4月1日に開始すると発表した。10月4?8日に千葉・幕張メッセで開催される映像・情報・通信の総合展示会「CEATEC JAPAN 2005」で実機を使った受信デモを実施する。


 NHKおよび、フジテレビジョン、テレビ朝日など関東の民放7社は9月27日、携帯電話やカーナビゲーションなど移動体端末向けの地上デジタル放送サービス「ワンセグ」を、06年4月1日に開始すると発表した。10月4?8日に千葉・幕張メッセで開催される映像・情報・通信の総合展示会「CEATEC JAPAN 2005」で実機を使った受信デモを実施する。

 ワンセグは、03年12月から提供されている地上デジタル放送の空きセグメントを利用し、映像、音声、データを移動体端末に届けるサービス。通常の地上デジタル放送は6メガヘルツ帯域を13のセグメントに分割し、このうち12セグメントを使って番組を届けている。ワンセグは13あるセグメントの7番目、中央のセグメント1つを使って放送を行う仕組みで、2004年3月に日本独自の画像圧縮技術規格「H.264」が定められている。

 関東圏を中心に来年4月からサービスを開始するのは、NHK東京、日本テレビ放送網、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ、テレビ埼玉、千葉テレビ。このほか、中京圏ではNHK名古屋、東海テレビ放送、中京テレビ放送など、近畿圏ではNHK大阪、毎日放送、朝日放送などがサービス開始を予定しており、NHK仙台、NHK福岡、NHK沖縄などを含めると、来年4月1日の時点で「関東、中京、近畿および全国13県でサービスが受けられる」(馬場典子・日本テレビアナウンサー)見通しになっている。

 縦長の携帯電話ディスプレイで受信した場合、「上半分に16対9のテレビ画面、下半分にメニュー画面が表示される」(竹内香苗・TBSアナウンサー)ようになっており、通常の番組のほか、データ放送を使ってニュースや天気予報などを呼び出したり、携帯電話の通信機能を使って各種の双方向サービスが楽しめる。番組の視聴は無料だが、通信機能を利用した場合、通信料金が発生する。

 社団法人・地上デジタル放送推進協会(D?PA)では、サービス開始に向け、「ワンセグ」を今後放送事業者が共通で使用していくサービス呼称に定め、マーク、ロゴなどを制定している。