東芝は、世界で初めて薄型HD DVD再生ドライブを搭載し、HD DVDの高精細映像などを楽しめるノートPCを開発したと発表した。HD DVDを再生可能なノートPCを06年初頭までに日本国内向けから商品化する予定。

 今回開発したHD DVD再生可能なノートPCは、HD DVDの再生とDVD/CDの記録再生の光学系を1つの対物レンズで構成し、厚さ12.7mmと薄型化した光ディスクドライブを採用。これによって、ノートPCでもHD映像の光ディスクを再生することが可能になった。また、AVノートPCとして高解像度の液晶ディスプレイを備えており、高品位なHD映像をモバイル環境で楽しむことができる。

 「HD DVD」は、世界の家電メーカー、ITメーカー、映画産業、光ディスクメーカーなど約240社が参画するDVDフォーラムで承認された次世代DVD規格。DVDと同じくプレーヤー、レコーダー、PC、車載機器など多用途で使用できる。

 主な特徴としては、(1)DVDと同じディスク構造(0.6mmディスク2枚の貼合わせ構造)を採用していることで、DVDとの互換性に優れるとともに、ディスクや機器の製造面の容易さを確保してコストを抑制できる、(2)カートリッジが無くても指紋・ゴミに耐性があること、(3)青色レーザー、新たなデータ処理方式などによって、ハイビジョン映像の大容量データが収録・記録可能、(4)ROM規格としては8時間以上のHD映像の収録可能な最大容量30ギガバイトを規格化――など。

 なお、今回開発したノートPCは、10月4日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN」で参考出展する。