東芝は9月21日、次世代DVD規格「HD DVD-Rディスク」の2層化技術を開発、9月14日付のDVDフォーラムステアリングコミッティ(幹事会)において、新たな規格「ver1.9」として承認されたと発表した。今後、DVDフォーラムから技術の開示が行われる。

 「HD DVD-Rディスク」は、1層ディスク(15GB)の規格書「ver1.0」が2月に発行され、さらなる大容量化に向けた開発が進められていた。さらに今回、色素メーカーとの共同開発によって、2層ディスクに対応する新たな有機色素を利用した「HD DVD-Rの2層ディスク(30GB)」を開発した。

 この「HD DVD-R2層ディスク」は、現行のDVDや、すでに規格書が発行されている再生専用の「HD DVD-ROM」、書き換え型の「HD DVD-RW」ディスクと同様、0.6mmディスクの2枚貼り合わせ構造を採用。現行のDVD-Rと同じく記録層に有機色素を使うため、現行のDVD-R製造設備の有効活用によって新たな設備投資を抑制できる。また、スピンコート工法も活用できるため、製造コストも削減できる。

 同社では、10月17日から開始されるDVDフォーラムの互換性試験にディスクメーカーとともに参加し、05年中の「HD DVD-R2層ディスク」の「ver.2.0」の規格書発行を目指す。また、同ディスクに対応したHD DVDレコーダーを来春発売する予定。