東芝松下ディスプレイテクノロジーは、光ペンによる入力機能を内蔵し、液晶画面に直接手書き入力できる低温ポリシリコン液晶ディスプレイを開発した。

 モバイルに最適な低温ポリシリコン技術の特性を生かしたSOG(システム・オン・グラス)技術を駆使し、光センサーと信号処理機能を液晶ディスプレイのガラス上に作り込むことで、タッチパネルなどの別部品をディスプレイに組み合わせることなく、直接、文字・図形・線画を書き込むことを可能にした。

 これによって、輝度やコントラストなどの減衰がなくディスプレイ本来の高品位な画質に加え、薄型化・小型化・軽量化も実現。さらに、低温ポリシリコン自体の高精細化・高速スイッチング化や、新開発の光センサーの感度向上、信号処理の高精度化などの技術によって、短時間での読み取り動作や信号処理を実現した。

 入力機能に光センサーを利用しており、汗や汚れなどから画面を保護するアクリルカバーを介しても、手書き図形や文章の入力が可能なため、ビジネスやゲーム用途など、さまざまな製品への応用を見込んでいる。