NECエレクトロニクス(戸坂馨社長)は、「Certified Wireless USB」(以下、ワイヤレスUSB)に準拠したシステムLSIの開発を完了、05年度末までにサンプルを出荷すると発表した。

 ワイヤレスUSBは現行のUSB2.0の拡張規格で、最大480Mbpsの通信を10メートルの範囲で実現する無線技術。同規格により、パソコンとデジタル家電間のケーブル配線や接続が不要になるため、次世代の標準インターフェイスとして注目されている。

 同社は同規格に準拠したシステムLSIを2機種開発。「μPD720170」はパソコンやデジタル家電製品に搭載されるホストコントローラLSI、「μPD720180」は同製品と接続される周辺機器に搭載されるデバイスワイヤアダプタLSIとなる。また両製品は同規格のほか、米インテル主導で策定が進む規格「WHCI(Wireless Host Controller Interface)」にも準拠する。

 サンプル価格は両製品とも5000円前後となる予定。同社は、同製品を含むワイヤレスUSB関連製品全体で、08年度に年間約60億円の売上を見込む。