米アドビシステムズは、OEMメーカー向けに、「Adobe PostScript 3 バージョン3017」の提供を開始した。今回初めて、特定市場のニーズに対応した、グラフィックアート市場向けとエンタープライズ市場向けの2種類のエディションを用意した。

 グラフィックアート市場向けの「ホストエディション」は、商業印刷のワークフロー向けに特化し、(1)「Adobe PDF 1.6」への対応、(2)複数のカラーチャネルの取り扱い、(3)「Adobe PDF」ファイルに埋め込まれたOpenTypeフォントの対応、(4)透明効果の完全対応、(5)複雑な文書を取り扱う際の処理性能の向上──などの新機能を搭載した。

 また、16ビットのカラー画像処理、2GB以上の容量のファイルや1辺5メートル以上の用紙サイズのファイルの取り扱い、3次元データを2次元でPDFにレンダリングしたものの印刷なども可能となった。「Adobe Creative Suite 2.0」との高い互換性も備えている。「Microsoft Windows」「Mac OS X」「Linux」「IBM AIX」「Sun Solaris」の各OS対応版を提供する。

 エンタープライズ市場向けの「エンベデッドエディション」は、オフィス向けのレーザープリンタやMFP(多機能周辺機器)に組み込まれるもので、「MontaVista Linux」と「VxWorks」の各OS対応版を提供する。容易に導入できるよう、容量を小さく抑えるとともに、ES暗号化や電子署名の印刷といった「Adobe Acrobat 7.0」のセキュリティ機能に対応した。