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PayPalの使い方をメリット・デメリットや登録方法まで徹底解説 海外取引で安全に使える決済サービス

コラム

2025/09/19 10:54

 全世界2400万店舗以上で使用できるオンライン決済サービスのPayPal。PayPalには海外サイトでも使えたり、安心して支払いができたり、もしもの場合に買い手保護制度があったりと、さまざまなメリットが存在します。


 ただ、PayPalは海外を中心に利用されていることもあって知らない人もいるかもしれません。今回は、海外オンラインサイトでも安心して利用できるPayPalについて詳しく解説。登録方法や使い方もあわせて紹介するので、まだ使ったことがないという人もぜひ参考にしてください。
 

PayPalとは

 PayPalとは、全世界2,400万店舗以上で使用できる、グローバルな決済サービスのことです。2025年8月現在、世界で4億人以上のユーザーが利用しています。
 

 使い方は簡単で、PayPalアカウントを取得し、決済用のクレジットカードや銀行口座を登録すれば、今すぐ使い始めることができます。支払いの際は、購入先の支払い方法で「PayPal」を選択し、PayPalのページへ遷移したあと支払いを実行するだけでOKです。

 ECサイトなどでPayPalでの決済を選択すれば、カード情報の入力が不要なため、安心して買い物ができます。ただし、18歳未満は利用できない点に注意しましょう。
 

メリット


 世界中で使えるPayPalですが、使い始める前にはメリット・デメリットを把握しておくことが大切です。

 まずは、PayPalの主なメリットとして、以下6つを見ていきましょう。

・安全に支払える
・海外サイトでも使える
・支払いが簡単にできる
・買い手保護制度がある
・海外送金の手数料が安い
・セキュリティ体制がしっかりしている

 

安全に支払える

 PayPalの最大のメリットは、オンラインショッピングの際に安全な決済ができる点です。

 通販サイトなどで買い物をする場合、「このサイトは信頼できるのかな...」と不安を感じるシーンは少なくありません。そのようなときでもPayPalを使えば、安全に支払いが可能です。

 PayPalにクレジットカードや銀行口座を登録しておけば、通販サイト上でクレジットカード情報などを入力する必要がありません。支払いはPayPalを通じて行われるので、不正利用などのリスクを下げることができます。
 

海外サイトでも使える

 PayPalは海外サイトでも利用できる点で大きなメリットがあります。

 海外のショッピングサイトでは日本のクレジットカードを利用できない場合もありますが、PayPalに対応していれば、PayPalを通じて日本のクレジットカードで決済が可能です。
 

支払いが簡単にできる

 PayPalは、一度クレジットカードや銀行口座の情報を登録しておけば、それ以降はカード情報や暗証番号などを入力する必要がなく、簡単に支払いができるのもメリットです。

 PayPalを使って支払う場合は、通販サイトの支払い画面でPayPalにログインして支払いを確定するだけで済みます。

 PayPalに対応していれば、サイトごとに情報を登録する必要もないため、情報入力の手間が圧倒的に少なくなるでしょう。
 

買い手保護制度がある

 買い手保護制度がある点も、PayPalのメリットです。

 買い手保護制度とは、PayPalを利用して買い物をした際に商品やサービスに問題やトラブルがあった場合、PayPalから返金がされるシステムです。

 たとえば「届いた商品が説明内容と著しく異なる」「商品やサービスが届かない」といったときに、買い手保護制度が利用できます。そのため、「欲しい商品が通販サイトにあるけど、通販サイトが信頼できなさそうで不安」という場合でも、安心して買い物を楽しめるでしょう。
 

海外送金の手数料が安い

 PayPalは、海外送金するときの手数料が安い点もメリットの一つです。

 銀行で海外送金をすると2000円以上の手数料がかかるケースも多いですが、PayPalの場合は100万円までの送金手数料は499円と非常に安く抑えられています。
 

セキュリティ体制がしっかりしている

 PayPalでは、厳格なセキュリティ体制がとられている点も見逃せないポイントです。

 24時間365日管理体制が整っており、すべての取引をモニタリングしています。不正な取引や動きが見られた場合は、アカウント停止などの制限によって被害の拡大を防いでくれるので安心です。
 

デメリット


 PayPalにはさまざまなメリットがありますが、一方で以下のようなデメリットも存在します。

・通貨換算手数料が高い
・個人間送金をする際は銀行口座登録と口座振替設定が必要
・決済は一括のみ


それぞれのデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
 

通貨換算手数料が高い

 PayPalは、外貨決済や海外送金で両替が必要な場合に発生する通貨換算手数料がほかの送金サービスに比べて高い点に注意が必要です。

 たとえば、海外送金サービスとして有名なWise(ワイズ)では、別の通貨への両替手数料は0.73%~と非常に低額ですが、PayPalでは3~4%と割高といえます。

外貨決済や両替を伴う海外送金の場合は、手数料が高くなることを覚えておきましょう。
 

個人間送金をする際は銀行口座登録と口座振替設定が必要

 PayPalは、海外の通販サイトなどでも利用できますが、友人や家族などへの個人間送金ではクレジットカードの利用ができません。

 そのため、個人で送金を行う場合は銀行口座の登録と振替の設定が必要です。

 また、口座振替ができる銀行もみずほ銀行や三井住友銀行など、限られている点に注意しましょう。
 

決済は一括のみ

 PayPalでは、決済時に分割支払いを選択できない点にも注意が必要です。

 原則一括払いになるので、もし分割払いを希望する場合は、PayPalで決済したあとにクレジットカード側で分割払いへの変更手続きを行いましょう。
 

登録方法


 ここからは、PayPalのアカウント登録方法を紹介します。アカウント登録は、スマートフォンからでも手軽にできるため、以下の手順に従って行ってみてください。

1. PayPalの公式サイトにアクセスする
2. パーソナルアカウントを選ぶ
3. メールアドレスなどを登録する
4. 個人情報を登録する
5. 規約に同意する
6. クレジットカードや銀行口座を登録


 まずは、PayPalの公式サイトにアクセスして「パーソナルアカウント」を選びましょう。パーソナルアカウントを選んだら、次に電話番号を登録します(携帯電話の番号で可)。電話番号を入力したら、「次へ」を選択して進んでください。

 次の画面では、個人情報を登録します。メールアドレスや氏名、パスワードを入力し「次へ」を選択してください。さらに進むと、郵便番号、住所、生年月日を入力する画面に変わります。入力後、規約への同意しチェックボックスにチェックを入れれば、アカウント登録の完了です。

 アカウント登録が完了したら、決済時に利用するクレジットカードや銀行口座を登録します。ログインしてウォレットをクリックしましょう。その後は、画面の指示に従ってカード情報や講座情報を登録していくだけです。

 なお、PayPalに登録できるクレジットカード、銀行口座には以下のようなものがあります。

クレジットカード・デビットカード
VISA、MasterCard、JCB、American Express、Discover、Diners Club

銀行口座(主要銀行のみ)
みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行

なお、そのほかに登録できる銀行口座については、以下のページも参照してください。

PayPal 利用可能金融機関一覧
 

まとめ

 PayPalは、世界中で利用できる安全性の高いオンライン決済サービスです。

 カード情報を相手に伝えずに支払えるため、不正利用のリスクを抑えられるほか、買い手保護制度によってトラブル時の返金を受けられるのもうれしいポイントです。

 さらに、海外サイトでの決済や送金にも対応しており、EC利用やビジネスの幅を広げる手段としてもおすすめ。

 一方で、通貨換算手数料の高さや個人間送金時の制限、分割払いに対応していない点はデメリットとして理解しておく必要があります。

 とはいえ、登録や利用開始は非常に簡単で、クレジットカードや銀行口座を登録するだけで即時に使い始められる点は大きな魅力です。海外取引やネットショッピングをより安心・便利に行いたい方は、この機会にPayPalを導入してみてください。