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シャオミが新製品発表イベント「Xiaomi EXPO 2025」を秋葉原で開催 世界で最も速いシャオミのEVも日本で初披露!

シャオミストアの最終ゴールは全国展開

――シャオミストアの今後の展開についてはどのようにお考えですか?

 2025年は首都圏で、2026年には東名阪まで広げていきます。最終的には全国展開も視野に入れていて、自分の生活圏に必ずシャオミストアがあるというところを目指しています。

――店舗が増えるとコストアップにつながったり、展開製品の拡大で当初オープンした店舗が手狭になったりすることも考えられるのではないでしょうか?

 すでに当社ではストアマネジメントのソフトを活用して効率の高いオペレーションが実現できています。販売に関する情報もリアルタイムで収集して分析できます。

 店舗が増えれば当然コストはアップしますが、2店舗が5店舗になったからといってトータルコストが比例して増えるわけではありません。かえって店舗が増えることで1店舗当たりの運営コストは下がります。

 手狭になってしまう可能性についてですが、日本で展開する店舗は中国と同じくらいの大きさです。中国のシャオミストアでは1店舗のSKUが800~1000弱で、日本のストアのSKUはその1/3くらいなんです。つまり、日本のストアの将来像がすでに中国にあるので、今年オープンした店舗が将来的に手狭になることはないといえます。
 
2026年には名古屋と大阪でシャオミストアを出店予定

――オープンしたストアでお客さんの反応はいかがでしたか?

 お客様もですが、出店した商業施設の方からも「スマートフォンにスマートデバイス、家電や自動車まで販売しているメーカーは聞いたことがない。何屋さんですか?」と聞かれました(笑)。

 今まで見たことがないということで、新鮮さや興味を持ってくれる方は多く、新製品を発売する度に見に来てくれるお客様もいます。そのお客様のほとんどが「値段が安い」ことに驚かれます。

――お客さんに驚かれることは大事ですね。

 はい。ストアを出店することで今までアプローチできていなかったお客様にもシャオミを知っていただき、リピートのきっかけになればと考えています。

 限られた時間だったが、インタビューを通して鄭副社長が日本市場でシャオミの特徴や強さをどのように活かしていくかについて、明確なビジョンを持っていることが分かった。そのビジョンどおりにシャオミファンを獲得していけるか、今後の同社の展開に注目していきたい。後編ではXiaomi EXPO 2025で発表された新製品を紹介する。(BCN総研・風間理男)

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