• ホーム
  • トレンド
  • 授業開始時の号令「起立・礼・着席」は全国いろいろ 実は地域差が

授業開始時の号令「起立・礼・着席」は全国いろいろ 実は地域差が

時事ネタ

2024/04/16 17:30

 【最近気になる注目ワード・25】 小学校の授業開始時に、どのような掛け声で始まっていたか覚えているだろうか? 多くの学校では「起立! 礼! 着席!」の号令だったようだが、実は地域によって異なっているようす。「全国共通ではなかったのか!」と話題になっている。

地域によって違う授業開始時の号令
(画像はイメージ)

起立と礼の間に何かが入るパターンも?

 授業開始時に、号令で教師へ挨拶してから始まるのは全国共通。一般的に多いのが「起立・礼・着席」という号令だ。立ち上がり、礼をしたら着席するシンプルなもので、多くの人はこの号令に馴染みがあるのではないだろうか。

 しかし号令は地域によって異なり、「起立・礼」の間に他にも言葉が入るパターンが多い。ネット上では全国各地の人から様々な号令が寄せられており、群馬県・宮城県の人からは「起立・注目・礼・着席」だったという声が。立った後に、教師に注目してから礼をするパターンだ。

 新潟県や北陸・東海地方の人から多くあがっていたのが、「起立・気をつけ・礼・着席」の号令。立ち上がったら一度姿勢を正し、礼をする「姿勢を重視」した号令だ。他にも姿勢を重視した号令には、「起立・姿勢・礼・着席」もある。鹿児島県など九州地方からの声が多い。

 また沖縄県では「正座・礼」というように、「正座」が号令に入る。実際に正座をするわけではなく、「姿勢を正して座りなさい」を意味しているそう。「正座」だと本来の言葉の意味と異なるため、最近は「立腰」を使うという情報も寄せられていた。

 さらに授業の始まりの号令だけではなく、運動会などで行進するときの号令にも地域差がある。「全体止まれ!」のあとに続く数字が違うようで、「1、2」で止まる地域もあれば、「1、2、3、4、5」で止まる地域も。

 小さいころに学校で習ったことは全国共通だと思っていたが、実は地域差があることがわかった。自分の地域ではどうだったか、改めて考えてみるのも面白いのではないだろうか。(フリーライター・井原亘)

「起立・礼・着席」だけじゃない! 是非チェックしたいその他トレンドワード
・全属性使いの大賢者
・監督手形
・りぜるまいん
・東京湾クルージング

■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている