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「センイル」は韓国語で「誕生日」! K-POPアイドルの「センイル」はファンの気合いの見せどころ?

時事ネタ

2023/12/29 18:00

【こっそりミームを教えます・129】 メディアやSNSで「センイル」という言葉を聞いたことがないだろうか。センイルとは韓国語で「誕生日」を意味する。K-POPアイドルの推しの誕生日にはセンイルケーキを買ってお祝いし、センイル広告を合同出資するのがもはや定番だとか。今回は「センイル」について詳しくお伝えしよう。

街頭ビジョンのセンイル広告はファンの共同出資でおこなわれる
(画像はイメージ)

地下鉄や空港が「センイル広告」で埋め尽くされる

 K-POPアイドルのファンにとって、推しの「センイル」は一大イベントだ。まず定番として挙げられるのが「センイルケーキ」だろう。

 いわゆる誕生日ケーキのことだが、デザインは至ってシンプル。推しのメンバーカラーの生クリームをベースに、チョコペンで名前を書いたりするのが主流だ。センイルケーキと推しグッズを並べてSNSにアップするファンも多い。

 センイルケーキと同様に欠かせないのが「センイル広告」。本場韓国では地下鉄や空港内の広告スペースが、その日誕生日のアイドル一色に染まることも珍しくない。

 現地ファンだけでなく、日本から広告を依頼するファンもいるというから驚きだ。センイル広告の種類はさまざまで、商業施設や駅構内のビジョンを利用したり、アドトラックを走らせたりするタイプもある。SNSやコーヒーのカップホルダーを利用した広告は割と手軽にできるセンイル広告だ。

 ちなみに日本でもセンイル広告は掲載できるが、韓国へ出すよりも割高になってしまう。大型ビジョン広告は場所やサイトによってバラつきはあるが、10万~50万円が相場で、高いところだと300万円ほどかかる。

 ゆりかもめや山手線の窓上広告は75万~200万円、アドトラック広告は18万~45万円ほど必要。掲載費のほかにデザイン料は別途数万円かかるという。

 基本的に高額となってしまうため、ファン同士で仲間集めをしてお金を出し合うのが一般的だ。日本でも年々希望するファンが増えており、広告を専門にサポートしたりクラファンを仲介するサイトが増えてきている。

 K-POPアイドルファンにとって、推しの「センイル」は“勝負日”なのだということがわかった。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘
元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている