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「専用バックホール」で家全体をカバー、プレミアムなメッシュWi-Fi「Orbi」シリーズ

 コロナ禍以降、テレワークの定着とともに公私を問わず自宅のさまざまな場所でストレスなく快適にネットワークを使いたいと望むWi-Fiユーザーが確実に増えている。そんな中、注目を集めているのが「メッシュWi-Fi」だ。中でも、ネットギアジャパンの「Orbi」シリーズは、特許技術「専用バックホール」機能を搭載。家全体をしっかりカバーし、接続デバイスの台数が増えても、速度を落とすことなく快適なWi-Fi環境が実現できる。

年収1000万円以上はWi-Fi機器にこだわる!? 通信環境への不満が買い替える動機

 テレワークの普及に伴い、自宅のWi-Fi環境を見直したという人は少なくない。BCNが、世帯年収1000万円以上の人を対象に実施したアンケート調査によると、Wi-Fiルータを買い替えた理由として「故障」(19.4%)に次いで「接続速度の低下」(19%)が続き、「接続が途切れる」(13.3%)も目立つ。また、現在のインターネット環境に対する不満点も、「電波が届かない場所がある」(22.7%)が2割以上を占めた。
 
無線LANルータ/ホームルータを購入した理由

 最近ではPC、スマホ、タブレット端末、プリンタなどのIT機器だけでなく、テレビを接続している家庭も多い。調査でも36.3%がテレビを接続していた。テレビでYouTubeや各種ストリーミングサービスの4K映像を視聴するといった利用も当たり前になってきている。

 また、調査では住環境についても調べているが、2階建て住宅が半数(50.7%)を占め、間取りも3LDK(30.7%)、4LDK(29.3%)、5K以上(22%)の順だった。夫婦それぞれがテレワークを行い、子どもも部屋で無線接続すると、2階建以上の住居などではWi-Fiルータ1台だけではとてもカバーできなくなる。それを裏付けるように、Wi-Fiルータの買い替えで重視した点は、電波到達範囲(36.3%)がトップになった。
 
家の間取りについて一番近いもの
 
無線LANルータ/ホームルータを
購入するときに重視したこと

 こうした通信環境に対する不満を解消するものとして注目を集めているのがメッシュWi-Fiだ。ルータ(親機)とサテライト(子機)による複数機器でネットワークを構成、親機の電波が届く範囲内であれば子機を自由に設置して、容易にWi-Fiエリアを拡大できるというメリットがある。複数の子機を設置することで網目(メッシュ)のようにネットワークを張り巡らせる。

 よく比較されるものに、中継機を使って通信範囲を広げる方法があるが、メッシュ対応でない中継機は親機が発した電波を受信した後に、別の電波を飛ばして範囲を広げる。そのため、親機と中継器でパスワードを変える必要があるなど、個々にWi-Fi設定が必要になる。また、中継機を増設すると親機が通信を全て処理するため、通信速度も低下しやすい。メッシュWi-Fiは、同じ電波(SSID)のため設定変更の必要がない。

 調査でも、接続の容易さが買い替えで重視したポイントの上位(27.0%)になったことからも、メッシュWi-Fiが注目される理由がうかがえる。
 

「専用バックホール」が家の隅々まで快適な通信を実現

 ただし、メッシュWi-Fi対応をうたうネットワーク機器でも、仕組みの違いによって通信環境に大きな差が生じる可能性があることを購入の際に考慮する必要がある。

 中でも、差が生じる原因となるのがバックホールだ。メッシュWi-Fiのバックホールとは、親機と子機の間をつなぐネットワークを指す。通常のバックホールの場合、チャンネルを共有する結果、デバイスが接続される度にバックホールが通信接続することから、デバイスの接続数が多くなる際にサテライトへの到達速度が遅れてしまう。

 この問題を解消するのが、ネットギアの特許技術であり、Orbiシリーズが搭載する「専用バックホール」だ。この専用バックホールを子機間の通信に使用し、ほかのデバイスを接続させないことでバックホール接続帯域を確保、快適な通信速度を実現する。これにより、接続するデバイスの台数が増えても、家の隅々まで快適にWi-Fiが使用できる。
 
速度が落ちない「専用バックホール」

 また、Orbi シリーズは特許を取得したネットギア独自設計によるアンテナが使用され、その全てが本体に内蔵されている。周波数帯ごとの特性に合わせて最適に配置されているので、角度を変更する必要なく、常に安定したデバイスへのフロントホール通信およびサテライトへの専用バックホール通信が実現する。

 このアンテナ内蔵は優れたデザイン性にもつながっている。筐体には、ラウンドフォルムを採用し、インテリアにもなじみやすいため、通信の障害になる家具やテレビの裏などに隠すよう設置せずに済む点も大きなメリットだ。

 さらに、Orbiシリーズはセットアップも容易だ。ルータの電源を入れ、そのルータにWi-Fi接続したスマホでOrbiアプリを起動し、指示に沿って操作をしていくだけで設定が完了する。

 3台セットになったハイエンドの「Orbi 9 WiFi 6E AXE11000」は、直販価格で25万600円(2023年9月上旬時点)。真に快適な通信環境への投資と考えれば、決して高い買い物ではないだろう。ほかにも、コストパフォーマンスに優れたモデル「Orbi 7」、10Gインターネット回線に対応した標準モデル「Orbi 8」なども用意している。
 
ハイエンドユーザーのニーズにも
十分応える「Orbiシリーズ」