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「ゲーム実況」動画撮影のマストアイテム、キャプチャボード市場で「AVerMedia」が上半期1位を奪取!

 私事だが夏休みに入り、8歳になる長男のゲーム実況動画を閲覧する時間が増えてきた。Minecraftに始まりスーパーマリオメーカー2、ゼルダの伝説 ティアーズオブ ザ キングダムなど、Nintendo Switch対応ソフトのプレイ実況動画から攻略解説、果てはバグ検証解説まで。好みのゲームとその実況者を見繕っては、実況者が過去に投稿した動画まで穿り返し、繰り返し閲覧している状況だ。それ自体は悪いことではないのだが、語り口調やスラングを日常生活でも使おうとしているので、教育上よろしくないな、と正直困っている状況である。全国のゲーム実況動画好きな子どもを持つお父さん方も同じ悩みをお持ちではないだろうか。

図1 映像関連 キャプチャボード
販売台数ランキング(BCNランキング)
 

ゲーム実況の撮影・配信に欠かせないキャプチャボード

 さて、そのゲーム実況動画を撮影するのに欠かせない機器として、キャプチャボードという製品がある。直接Nintendo Switchなどコンソールゲーム機とPCをHDMIケーブルで接続しても、ゲーム画面はPC上に表示されない仕組みになっている。これはPCのHDMI端子はディスプレイやモニターにデータを「出力」するための端子であり、PCに「入力」する端子ではないため、Nintendo Switchの画面入力を受け付けない仕組みとなっているためだ。

 キャプチャボードはこういったコンソールゲーム機やAV機器からPCへ動画を取り込むための機器で、Nintendo Switchなどコンソールゲーム機とPCに接続すると、専用ソフトウェア経由でNintendo Switchの画面をPC上に表示し、そのままゲーム画面を録画したりストリーム配信ができるようになる。基本的にこのキャプチャボードなしでは、コンソールゲーム機、少なくともNintendo Switchによるゲーム実況は厳しい。
 
 全国約2300店舗の家電量販店ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」では、キャプチャボードを映像関連ジャンルにおける「タイプ:キャプチャ」と定義している。中にはアナログビデオをPCに取り込むための製品などもランキング内に入っているが、上位10製品中7製品がゲーム実況・ゲーム録画を行うためのキャプチャボード製品だ(図1の赤字参照)。

 そのうち1位、4位、7位、10位は台湾AVerMediaの「Live Gamer」シリーズがランクイン。中でもLIVE GAMER EXTREMEシリーズは超低遅延を売りにし、通信ネットワークに滑らかな映像を維持したままラグを抑えてストリーム実況が可能だ。
 
AVerMediaの最新機種
「GC551G2 LIVE GAMER EXTREME 3」

 3位のアイ・オー・データ機器の「GV-HDREC」は最新のコンソール機によるゲームプレイ動画の録画もさることながら、付属のAV入力変換ケーブルを使用することで、初代プレイステーションなど、コンポジット端子対応のレトロゲーム機のゲーム実況動画も録画できる。
 
アイ・オー・データ機器の
「GV-HDREC」

23年上半期に初めてAVerMediaが33.4%でシェア1位に

 上記のように、キャプチャボード市場はゲームプレイを保存・配信する製品にかなり寄ってきている。2022年まではキャプチャボード市場で1位を制していたのはアイ・オー・データ機器だったが、23年上半期(1~6月)で初めてAVerMediaが33.4%でシェア1位を獲得した。

 2位のアイ・オー・データ機器は27.4%で、1位との差はわずか6ポイントのため、AVerMediaが枕を高くして眠るにはまだ早い。
 
キャプチャボードにおけるメーカー別販売台数シェア。
AVerMediaとアイ・オー・データ機器の
2社で市場の6割を占有(BCNランキング)

 23年下半期もコンソールゲーム機、特にNintendo Switchソフトには期待のラインアップが目白押しだ。9月には「Fate/Samurai Remnant(フェイト/サムライレムナント)」、10月には「スーパーマリオブラザーワンダー」、11月は「桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~」のリリースが控えており、いずれもゲーム実況で盛り上がり必至のタイトルが並ぶ。ゲームプレイ動画を録画・配信デビューしたい人は是非キャプチャボードの購入を検討してみよう。(BCN・栃木 亮範)
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