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ソリダイムの内蔵SSDが金額シェアで急上昇、シェアの推移と店舗に聞く製品の評価

販売戦略

2023/06/20 17:00

 全国2300の家電量販店ネットショップの実売データを集計するBCNランキングによれば、内蔵SSDのボード系製品(M.2系製品)のメーカー別販売金額シェアでソリダイム製品が急上昇している。前年と比べて20倍に拡大。BCNランキングで好調の推移を示すとともに、正規販売代理店のパソコン工房秋葉原本店に製品の評価を聞いた。

2021年にインテルからSSD事業を承継

 米ソリダイムは、2021年12月に設立した企業。インテルのSSD/NAND事業を引き継ぎ、NAND型フラッシュメモリ基盤のSSD事業や、中国・大連の生産施設などを受け継ぐ新会社として誕生した。データセンターやPC向けに高品質で信頼性の高いSSD製品を提供。データセンター向けSSDでは、マーケットをリードしている。

 BCNランキングにおける内蔵SSDのボード系製品(M.2系製品)メーカー別販売金額シェアによれば、ソリダイム製品は22年4月時点で0.5%程度と1%にも達していなかったが、その後は徐々に徐々に上昇。今年に入ると、1月時点で2.0%となり、4月の時点で10.0%を獲得し、シェア4位となっている。

製品ラインアップのバランスが良く価格競争力も高い

 実際、コンシューマー向けに製品を提供している店舗での販売は、どのような状況になっているのか。

 ユニットコムが運営するパソコン工房秋葉原本店では、「ハイエンドモデルからスタンダードモデルまで、ラインアップのバランスがうまくとれている。価格面でも競争力が高い」と田子尚志店長は評価する。パソコン工房秋葉原本店はソリダイム製品の正規販売代理店で、さまざまなユーザー層が来店。特に中・上級者がメインの顧客となっており、その顧客がスタッフにアドバイスを求めることもあるほど、自作PCの製品に精通している店舗だ。
 
田子尚志
パソコン工房秋葉原本店
店長

 ソリダイムブランドがユーザーに認知された要因については、「日本に登場した当初からキャンペーンを実施してくれたことで、お客様への認知度が高まった」と田子店長は説明する。キャンペーンは、購入した容量に応じてWebクーポンを配布するなど、新しい取り組みだったという。なお、今年もパソコン工房では「最大12,000円のVISA eギフトがもらえる!ソリダイムSSD購入キャンペーン第3弾」を3月3日から4月9日まで実施していた。

 また、田子店長は「中には、元インテルの製品だということを知っているお客様もいらっしゃる。そのため、違和感なく購入してくれているのではないか」と分析。パソコン工房秋葉原本店のメイン顧客が中・上級者ということからも、それらのユーザー層が安心して購入しているというわけだ。

 SSDにおける今後の販売について、田子店長は「台数に関しては前年と比較して横ばいで推移している。ただ、年を追うごとに容量が高まっていることから、1人当たりの単価は上がっているのが確か。1TBや2TBが当たり前になりつつあり、特に最近ではPCでゲームを楽しむケースも多くなっていることから、ますますニーズが高まるだろう」と捉えている。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。