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光熱費と食料品の増加で家計に大打撃は98%! 3500人のママに聞いた物価高騰の影響調査

データ

2023/02/15 19:00

 C Channelが運営するママ向け動画メディア「mamatas(ママタス)」(総フォロワー数110万以上)は、令和ママ3500人を対象に物価高騰についての緊急アンケートを実施した。

有効回答数3552件

 アンケート結果では、実に98%の令和ママが物価高騰について影響を受けていると回答した。「これまで通りの生活ができなくなった」「何もかも高くなって、それでも給料は上がらないからどうしたものか」「買い物の内容は変化ないのに、お財布の中身(お金)の減りが早い」「すべてにおいて絶望です」と、毎日家計をやりくりするママたちからは、これまでになく悲痛な声が聞こえてきた。
 
有効回答数3878件

 「1番打撃を受けているのは何の値上げですか」という問いに対して、もっとも打撃が大きいのは光熱費55.4%、続いて食料品41.8%という結果に。とくに光熱費については、非常に多くのコメントが寄せられており、「電気代が上がりすぎて、びっくりして電力会社に問い合わせた」「ガス代や電気代が人生で初めて見る額で3度見した」など、光熱費が今までと比べ2倍、3倍になったという人も少なくないようだ。

 また、食料品の値上がりも多くの人が実感しており、「牛乳や卵など、常備しておきたい食品がどんどん高くなって買う頻度が減った」「今までの毎週の食費の予算が足りなくなった。お菓子を我慢している」「食品の高騰でバランスの良い食事が作りづらくなった」と日々の食卓にも影響が出ている。
 
有効回答数1259件

 「物価の高騰で「質」より「価格」を重視するようになったものはあるか」との問いには、「子どもの洋服」「おやつ」「おもちゃ」「子どものスキンケア用品」は、物価高騰前には「価格」より「質」で選ぶ割合がそれぞれ35%前後と高い傾向にあったが、物価高騰後には55.0%の人が「子どもの洋服」は価格重視に切り替える結果となった。

 一方、子どもの肌にも直接触れるスキンケア用品は11.7%と、「質重視」の傾向に。また、おやつやおもちゃなど、子どもにとっての重要項目もそれぞれ「おやつ18.7%」「おもちゃ14.6%」が価格重視に切り替えるにとどまるなど、質重視の傾向は継続しているようだ。
 
有効回答数1317件

 「子どもの教育費用や習い事にかけるお金を減らす予定はあるか」との問いでは、「子どもの習い事もそれぞれ値上げが続いていて、結構辛い」という声も上がっていたが、子どもの教育費用や習い事にかけるお金を減らす予定がないと回答した人は52.6%にのぼった。

 一方、子どもの教育費の削減する予定の人も12.1%、さらに35.3%は「わからない」と回答しており、今後の動向によっては削減する人としない人が拮抗しそうな気配も感じられる。

 今回の結果について、ママタス編集部では、「98%が『影響を受けている』と回答した物価高騰。なかでも光熱費の高騰はかなりの痛手になっているようだ。エアコンをやめて石油ストーブを導入したり、お風呂の追い焚き回数を減らすなど、節電を意識して昨年よりも電気の使用量を減らしていても、高騰化の勢いに勝てないことに絶望の声が多くあがっている。また食料品の値上がりについても、『卵の値段を見て買うのをやめた』『乳製品を買い控えるようになった』『油が高すぎて揚げ物率が減った』など、日々の献立や食卓に影響が出ている様子。『令和ママDATABOOK2022』の調査でも、令和ママはスキンケア商品については価格より質にこだわったり、子ども関連のアイテムにもしっかりお金をかけるなど、メリハリあるお金の使い方をすることがわかっている。しかし、今回のアンケートでは、子どもの洋服については『質より価格を重視する』傾向がみられたほか、『子どもの教育費用や習い事にかけるお金』についても、減らす可能性が『ある』が12.1%、『わからない』が35.3%と、少し揺らいでいる部分も見受けられる。物価高騰による家計のひっ迫に最前線で向き合うママ達の悲痛な声に、ぜひ耳を傾けてほしい」と解説している。