• ホーム
  • トレンド
  • 光回線はスマホとセットでお得になる! キャリアやMVNOのによる割引

光回線はスマホとセットでお得になる! キャリアやMVNOのによる割引

 インターネットやスマートフォンの月額使用料は固定費として家計に重くのしかかってくる。これらを下げるには、セットで契約することによる割引を利用するのがおすすめだ。うまく利用すればお得に光回線とスマートフォンを利用できるようになる。本稿では、携帯キャリアが提供している光回線のセット割引を紹介する。

セットでお得になる光回線と携帯電話の回線料金

ドコモ光セット割

 NTTドコモは「ドコモ光セット割」という携帯電話回線と光回線のセット割引を提供している。家族全員のスマホ料金が最大で月額1100円割引になるというもの。離れて住んでいる家族も対象のため、一人暮らしをしている子どもと離れて暮らす両親にも適用可能なのがうれしい。
 

auスマートバリュー

 auも携帯電話回線と光回線を契約することで料金が割引される「auスマートバリュー」を提供している。割引額はドコモと同じ月額1100円で、離れて暮らす家族も対象だ。光回線だけでなく、auホームルーターや一部のケーブルテレビなども対象となっており、選択肢が多い点が魅力だ。
 

おうち割 光セット(ソフトバンクワイモバイル

 ソフトバンクは「おうち割 光セット」という名前で携帯電話回線と光回線契約時のセット割引を提供している。こちらも最大で月額1100円の割引が受けられ、離れて暮らす家族も対象。ソフトバンクグループのワイモバイルでもセット割引を受けることができ、こちらは最大で毎月1188円引と割引額が少し大きい。
 

楽天ひかりUN-LIMITキャンペーン

 楽天モバイルには月額料金を割り引くサービスはないが、楽天モバイルと楽天ひかりの両方に申し込むことで1年間光回線の月額基本料を1年間無料にするキャンペーンを実施している。また、楽天ひかりのマンションプランやファミリープランの契約で楽天市場での買い物時にポイントが+1倍されるため、楽天経済圏を活用している人にはメリットが大きい。
 

MVNOも光回線とのセット割引を提供

 一部のMVNOも光回線とのセット割引を提供している。たとえばBIGLOBEモバイルは最大で月額から300円引き、OCNモバイルONEは最大月額から220円引き、DTI SIMは月額から165円引きなどだ。元々料金が安いMVNOなので割り引かれる料金も小さいが、光回線を契約するならチェックしておくと良いだろう。
 

 なお、スマホと光回線をセット契約する場合、注意しておいた方が良いことがある。代表的なものを四つあげよう。

ahamo、povo、LINEMOは対象外

 携帯電話の月額料金が大きく割り引かれるためメリットの多い光回線とのセット割引だが、残念ながらahamo、povo、LINEMOといった大手携帯電話キャリアの低料金プランは対象外だ。低料金プランと光回線の組み合わせを狙っている人は注意してほしい。月額料金が安いプランと光回線のセット割引を得るならワイモバイルやMVNOがおすすめだ。

解約のタイミングに注意

 光回線のセット割引を適用する場合、契約期間が年単位となることが多い。たとえばドコモ光の場合は2年契約だ。さらに、この契約期間はスマホの契約期間とは連動していないため、同時に解約するとどちらか一方が違約金を取られる可能性がある。かといって片方だけ契約期間の切れ目で解約した場合はセット割引の対象外となるため、月額料金が料金が高くなるだろう。このため一度セット割引を適用すると解約しづらくなることは覚えておいてほしい。

オプション契約が割引適用に必須のケースも

 光回線とのセット割引を適用するのに一部のオプション契約が必須となる場合がある。たとえばauスマートバリューの場合は月額550円の光電話オプション、ソフトバンクの場合も合計月額550円分のオプション契約が必須だ。元々そのオプションを契約するつもりなら問題ないが、そうでない場合は思ったよりも総額が減らないと感じるかもしれない。

データ量によって割引が0円になることも

 光回線とのセット割引で適用される割引額は、契約しているプランや使用したデータ通信量によって異なる。たとえばドコモ光セット割の場合、5Gギガライトやギガライトで月間通信量が1GB未満の場合は割引額が0円だ。月額料金が高額になればなるほど割引額が大きくなるシステムのため、元々月額料金が低い場合は恩恵が少ないかもしれない。

お得さだけにとらわれず賢く選びたい

 紹介したように、携帯電話回線と光回線をセットで契約することで大きな料金の割引を受けられることがある。条件に当てはまればお得に利用できるだろう。

 一方、セット割引には解約のタイミングやオプション契約の問題があり、そしてプランやデータ通信量によって割引額が変わるため、思っていたほど料金が割り引かれないこともあるだろう。契約の条件や割引適用条件をしっかりと確認し、うたい文句上のお得さだけにとらわれずに賢く選んでほしい。(ライター・ハウザー)