リビングの花粉対策、3つのコツとおすすめアイテム5選

時事ネタ

2022/01/25 12:30

 家の中でも長い時間を過ごすリビングルームは、特に花粉対策をしっかりしておきたい場所だ。せっかく快適なリビングルームも、花粉症がひどければくつろげない。部屋の特徴にあった対策グッズを選べば効率よく症状を抑えられるだろう。本稿では、花粉症の苦しさを和らげるおすすめグッズ五つを紹介する。

早めに初めて置くと安心な花粉対策

空気清浄機

 花粉対策の定番アイテムともいえる空気清浄機は、リビングルームでもやはり効果的だ。最近はパナソニックのF-VXU90のように、花粉対策機能が備わった空気清浄機がある。徹底的に対策したい場合は、こちらもおすすめだ。置き場所についても後述しているので、参考にしてほしい。
 
花粉対策の定番ともいえる空気清浄機

花粉をキャッチするカーテン

 花粉は家のなかに入ってしまう前に対策することが重要といわれている。リビングルームにとって外気の取り入れ口となる窓は対策が必要な場所の1つといえる。花粉をキャッチする効果があるカーテンを選べば、家のなかに侵入する花粉の量を減らすことができる。たとえばニトリのミラー・花粉キャッチレースカーテンは通常のカーテンの2倍花粉・ほこりをキャッチできるという。洗濯して繰り返し使うことも可能だ。ほこりもキャッチしてくれるので一年中活躍する。
 
ミラー・花粉キャッチレースカーテン

洗えるラグ、カーペット

 ラグやカーペットといった毛足の長い敷物には花粉がたまりがち。洗えるものを選んでまめに洗濯し、花粉を取り除きたい。ただし、洗濯後に外に干すと逆にたまった花粉が増えるということになりかねない。布団乾燥機を利用するなど、干し方には工夫が必要だ。

水拭きができるロボット掃除機

 リビングに入ってしまった花粉については空気清浄機で対策する一方、床に落ちた花粉についても再び空気中に舞い上がらないよう除去しておきたい。ただ、花粉は掃除機が出す排気によって舞い上がってしまう。掃除機で花粉を取り除くつもりが逆に部屋のなかに花粉をまき散らすことになる可能性がある。おすすめしたいのは、水拭きを先におこなってから掃除機をかけるという方法だ。
 
重労働の水拭きを任せることができるロボット掃除機

 ただ、床の水拭きは重労働で、冬やまだ肌寒い春先には厳しい。そこで利用したいのがiRobotのブラーバのようなロボット掃除機だ。水拭き可能なため、毎日水拭きをしても人間の労力は少なく、床に落ちた花粉の量を楽に減らせるだろう。

24時間換気吸気口のフィルター

 最近の住居は気密性が高く、24時間換気システムの導入が義務化されている。このための吸気口がリビングルームにある家も多いかもしれない。花粉が侵入してくる可能性があるため、対策をしておきたい。この吸気口に貼るタイプのフィルターが東洋アルミのアレルブロックほかにもPM2.5や黄砂、排気ガスをブロックすることもできるため、部屋のなかの空気をきれいに保つのに役立つ。

 他にもリビングルームの花粉対策にはいくつかのコツがある。代表的なものを3つ紹介しよう。

空気清浄機は窓の正面の隅に

 ダイキン工業の実験によると、空気清浄機は窓の正面(対面)の隅に設置したときが一番花粉の吸い込み量が多かったという。アンケートでは窓のそばに置いたときが一番効果的と考える人が多かったそうだが、実際は窓の正面の隅が多かったとのことだ。もちろん定期的なフィルターの掃除も重要。フィルターが目詰まりを起こすと空気の吸入量が減り、花粉を吸い込む量も減ってしまう。

掃除機は花粉を舞い上がらせる

 先述の通り、部屋の中に侵入した花粉は壁際や部屋の隅に集まりがちになる。この状態で掃除機をかけると、掃除機の排気が花粉を舞い上げ、部屋中に花粉を拡散させることにつながる。だからこそ、水拭きができるロボット掃除機を導入して掃除機の前に花粉を取り除くのがおすすめだ。あるいは壁際や部屋の隅をウェットタイプのフローリングワイパーで拭いてから掃除機をかけるのも効果的といえる。

部屋に花粉を持ち込まない

 リビングルームに花粉が侵入するのは窓や24時間換気の吸気口だからだけではない。体や衣服に付いたものがばらまかれるのも侵入経路の一つだ。このため、リビングルームにできるだけ花粉を持ち込まないよう、家に入る前に体や衣服から花粉を取り除いたり、洗濯物を部屋干ししたりするなどの工夫をしたい。

花粉対策グッズでリビングルームを快適空間に

 リラックスして過ごせるはずのリビングルームだが、花粉の季節に何の対策もしないといるのがつらい空間となってしまう。花粉対策グッズを効果的に使うことで、一年中リビングルームで快適に暮らせるようにしたい。また、花粉症の対策には生活習慣の改善も重要といわれている。睡眠、運動、食生活など基本的な生活習慣の乱れが花粉症の悪化につながるそうだ。この機会に見直してみるのもいいかもしれない。(ライター・ハウザー)