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販売本数の7割を占めるミラーレス用が支える交換レンズ市場

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2021/08/22 18:30

 交換レンズ市場でもミラーレス化が進んでいる。レンズ交換式カメラでは、初めてミラーレスの販売台数が一眼レフを抜いたのが2017年7月。この7月現在ではミラーレスが79.8%を占めている。交換レンズはボディにやや遅れてミラーレス化が進んできた。初めてミラーレス用レンズの販売本数が一眼レフ用を上回ったのが19年7月。この7月現在で69.2%と7割水準まで拡大してきた。


 昨年、新型コロナウイルス感染症拡大の影響をもろに受けたカメラ市場だったが、交換レンズも同様に打撃を受けた。特に昨年3月~5月は、外出自粛やイベント中止、店舗の休業なども重なって、販売本数前年比が5割減~7割減。しかし、今年に入ると、カメラとともにレンズ市場も前年比で反転し始めた。4月時点は前年比で8割増という水準まで回復。あくまでも、大きく落ち込んだ昨年に比べてのプラスではあるものの、コロナ禍に伴う販売本数の落ち込みは、一旦底を打ったといえそうだ。

 回復をけん引しているのがミラーレス用レンズだ。販売本数前年比が3月から5月までは大幅増を記録。6月以降も1桁水準ながらプラス圏を維持している。少数派に転じた一眼レフ用は、3月~5月こそ前年比増を記録したものの6月以降は再び2桁減に逆戻りした。平均単価の上昇もミラーレス用が大きい。一眼レフ用は5万62
 

 メーカーシェアでは、ソニーがトップを独走している。ミラーレス一眼向けEマウントレンズが好調で、2割以上の高いシェアを安定的に維持。平均単価も8万円台後半と、主要メーカーでは最も高い水準を維持しており好調だ。2位以下は激戦。7月時点では、このところソニーEマウント向けレンズの好調でシェアを伸ばすタムロンが2位で14.2%、わずかに遅れてキヤノンが13.3%。マイクロフォーサーズ陣営のOMデジタルソリューションズ(旧オリンパス)は4位で12.5%と続く。マウント別シェアでは、ソニーのEマウントが30.6%でトップ。次いでキヤノンEFマウントが15.1%。マイクロフォーサーズが13.9%、ニコンFマウントが11.6と続く。

 今やボディもレンズも主役はミラーレス。とはいえ交換レンズでは、歴史のある一眼レフ用に比べミラーレス用のラインアップはまだまだ乏しい。当面、ミラーレス用の交換レンズは、ラインアップの充実競争にもなりそうだ。(BCN・道越一郎)

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