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四季の花木を1年を通して堪能、今だからこそおすすめしたい大乗寺丘陵公園

時事ネタ

2021/06/20 15:00

 兼六園や金沢城公園、東茶屋街などで知られる北陸の城下町「金沢」。他にも、「台所」と呼ばれる近江町市場も有名で、石川県特産の加賀野菜や海産物を扱うお店が連なる市場だ。コロナ禍でなければ、観光客と地元民でいつも大賑わい。しかし、金沢には古い街並みでもなく食べ物でもない、今だからこそおすすめしたい場所がある。

 それは、金沢市の南部に広がる丘陵地帯に位置する大乗寺丘陵公園だ。この公園の見所は、四季の花木を1年を通して堪能できること。春に「ウメ」「サクラ」「ツツジ」。初夏に「アジサイ」。秋に「紅葉」「ハギ」。冬に「ツバキ」を見ることができる。また、公園の至るところに目を惹く個性的な彫刻があるのも「工芸とアートの街」ということを忘れさせない。

 その中でも、おすすめの時期は春のツツジと初夏のアジサイだ。まずは、ツツジ。何と約1万3000株のツツジが咲いているのだ。しかも、花木を見るだけではない。丘陵地帯に位置する公園から、金沢市街と日本海を一度に見渡すこともできる。
 

 ツツジの見頃が終えても、次はアジサイが待っている。アジサイは、40種類ほどの約6400株の紫陽花を見ることができる。青、ピンク、紫、白と、さまざまな優しい色の景色は日頃の疲れを癒してくれる。金沢は、日本国内でも雨の多い地域。もし、雨でも雨露にしっとりとしたアジサイも奇麗だ。
 

 もう一つおすすめしたいのは、丘陵地から見渡す金沢市街の夜景だ。静かな丘から見渡す金沢市街は、まるで秘密の宝石箱を開けたような感動だ。
 
 

 大乗寺丘陵公園は約7万坪の広さがある。今の状況下、人混みを避けて行動するにはうってつけの場所ともいえる。県外からの訪問は難しいかもしれないが、どんな季節に訪れても心も体も癒される空間だ。(フリーライター・佐野芙美)