子育てしやすい自慢の町、兵庫・明石市の住みやすさ

時事ネタ

2021/06/12 11:10

 東経135度子午線が通る「日本標準時のまち」「時のまち」として知られている兵庫県明石市。最近は、人口が増えており、2021年6月1日時点で30万人を超えている。理由は、明石市が子育てに力を入れているからで、子育て世代が多く移り住んできているとの見方が強い。筆者も、結婚を機に子ども2人を持つ人生設計を立て、明石市に引っ越してきた。市内の公園は、平日の夕方や休日になると、子どもたちの元気な声があふれている。そんな子育てしやすい明石市の魅力を紹介したい。

日本標準時子午線上に建つ「明石市立天文科学館」

 明石市が子育てに力を入れるようになったのは、現在の泉房穂市長になってから。「暴言市長」などと揶揄されたときもあるが、子育て世代を増やす政策を次々に実行している。そのため、明石市に子育て世代の転出者が増加傾向にあるのだ。

 その一つに、中学3年生までの子どもの医療費無料化が挙げられる。筆者も小さな子どもがいるが、子どもの医療費が不要なのは助かる。熱が出たら病院に連れて行こうという気持ちになるし、病院で診てもらえる回数も増える。非常にありがたい政策だ。
 
明石市の「石ヶ谷公園」で遊ぶ子どもたち

 かつては待機児童数が全国一位になったことがあり、その解消のために現在、市内には多くの保育施設が建設されている。少子化防止に向けて、明石市は先見の明があったのかもしれない。そして、小学校と中学校全校への給食も実施されるようになった。毎日お弁当を作る手間が省け、親としては忙しい朝が楽になった。
 
明石のシンボル「明石城」

 また、明石市は港町であり、新鮮な魚介類が市場に並ぶ「魚の棚」(地元では“うおんたな”と呼ばれている)があり、ブランド化「明石の鯛」「明石のタコ」など、非常に人気がある。

 さらに、ソウルフードとして「明石焼き」の店が多くある。子どもいわく、学校給食にはタコや鯛が旬を迎える時期にメニューとして出るとのことだ。

 その他、明石駅のホームから明石城が眺められ、しかも二つの櫓が現存している。明石城がある県立明石公園は無料で入場でき、市民の憩いの場となっている。
 
明石のご当地グルメ「明石焼き」

 このように、明石市は子育て支援が充実しており、海の幸に恵まれ、歴史ある街でもある。電車に乗れば、明石駅から神戸に15分程度、大阪に40分程度で通勤できるため、ベッドタウンとしての役割も果たしている。西明石駅には、新幹線も停車する。

 普通に買い物をするなら、明石市内で済ますことができるほど商業施設も充実している。特に、最近は駅前が再開発され、活気があふれている。今後も、発展が期待される明石市から目が離せない。(フリーライター・南波三十七)

【お詫びと訂正】
記事の配信時、地名の誤りおよび本文の一部に誤解を招く表現がありましたこと、深くお詫び申し上げます。
つきましては、該当箇所を訂正および削除の上、再配信を行いました。
以後、内容確認を徹底の上、信頼性のあるコンテンツを配信すべく尽力いたします。